公認心理師 過去問
第6回(2023年)
問85 (午後 問8)
問題文
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問題
公認心理師試験 第6回(2023年) 問85(午後 問8) (訂正依頼・報告はこちら)
- 消去によって一度消失した反応は、自発的には回復しない。
- 毎回ではなく間欠的に強化された反応のほうが消去されにくい。
- 消去が開始された直後から、反応は一定のペースで減少していく。
- レスポンデント条件づけでは、条件刺激の除去によって反応の消去が生じる。
- 条件づけによる反応の形成後、強化子を提示することによって反応の消去が生じる。
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この過去問の解説 (3件)
01
学習における消去について、各選択肢を確認していきます。
一度消えた反応が自発的に戻ることはないという説明ですが、他の要因や状況によっては反応が回復する可能性もあります。よって不正解となります。
正解です。
これはスケジュール強化の理論に基づいており、間欠強化スケジュールが消去に対してより耐性を持つという心理学の原則に基づいています。
消去が始まるとすぐに反応が一定の速度で減少するという説明です。ただし、実際の消去プロセスは一定の速度で進むわけではなく、様々な要因によって変動することがあります。よって不正解となります。
条件づけされた反応は、逆の条件で新たな学習が行われることで消去されることがありますが、強化子を提示することで消去されるわけではありません。よって不正解となります。
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02
学習に関する「消去」とは、条件づけによって強化されていた行動が、強化されなくなる事によって、その行動の頻度が減少していく事を指します。
では、選択肢を見てみましょう。
誤りです。
自発的には回復しないとは言い切れず、強化以外の要因でも回復する場合があると考えられます。
正答です。
毎回強化するのでなく、時間やタイミングをあけながら強化する方が消去されにくいと言えます。
誤りです。
消去したように見えても、何かのきっかけで回復する場合もありますので、一定のペースで回復するとは言い切れません。
誤りです。
レスポデント条件づけとは、条件刺激と無条件刺激を同時に与える事によって起こる学習を言います。条件刺激がなくなっても、無条件刺激が起こる場合もありますので、必ずしも消去するとは言えません。
誤りです。
条件づけによる反応が形成されてから、強化子を提示しない事が反応の消去につながると考えられます。
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03
正解は「毎回ではなく間欠的に強化された反応のほうが消去されにくい」です。
この設問では「オペラント条件づけ(行動の結果によって学習が成立する仕組み)」における「消去」についての理解が問われています。「消去」とは、これまで強化されていた反応に強化子を与えなくなることで、その反応の出現頻度が減少する現象のことです。強化の仕方(連続的or間欠的)によって、反応が消えやすいかどうかが異なります。
不適切です。実際には、消去によって反応が一度消えた後でも、時間が経つと自発的に再び出現することがあります(このことを「自発的回復」といいます)。したがって「回復しない」は誤りです。
適切です。「間欠強化」とは、反応のたびに強化子を与えずに、ときどき強化をする方法です。
この方法で学習された行動は、「次は強化があるかもしれない」と期待しやすく、なかなかやめにくい特徴があります。
そのため、連続強化よりも消去されにくくなるとされています。
不適切です。「消去が開始された直後から、反応は一定のペースで減少していく」のではなく、むしろ最初は「反応が一時的に増加する現象(消去バースト)」が起こることがあります。その後、徐々に反応が減少していくのが一般的です。
不適切です。レスポンデント条件づけ(古典的条件づけ)では、「条件刺激を呈示しても無条件刺激が続かなくなる」ことで消去が起こります。つまり、条件刺激を「除去する」のではなく、提示しても「結果が起きない」ことが消去に繋がります。
不適切です。反応の消去は「強化子を与えない」ことにより生じます。強化子を提示し続ければ、反応は消去されることなく、維持・強化されてしまいます。
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