公認心理師 過去問
第6回(2023年)
問136 (午後 問59)
問題文
ある大学において、オンライン授業の評価について検討するために、学生に質問紙調査を行うことにした。1つの質問紙の中で、対面形態と非対面形態での授業について、望ましさに関する評価の回答をそれぞれ得た。また、大学までの通学時間の影響をみるために、通学時間が長い学生と短い学生の2群に分けて、授業評価を検討することにした。このような検討を行うときの要因計画として、最も適切なものを1つ選べ。
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問題
公認心理師試験 第6回(2023年) 問136(午後 問59) (訂正依頼・報告はこちら)
ある大学において、オンライン授業の評価について検討するために、学生に質問紙調査を行うことにした。1つの質問紙の中で、対面形態と非対面形態での授業について、望ましさに関する評価の回答をそれぞれ得た。また、大学までの通学時間の影響をみるために、通学時間が長い学生と短い学生の2群に分けて、授業評価を検討することにした。このような検討を行うときの要因計画として、最も適切なものを1つ選べ。
- 2要因混合計画
- 1要因4水準計画
- 参加者間1要因計画
- 参加者間2要因計画
- 参加者内2要因計画
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この過去問の解説 (3件)
01
この問題では研究の方法についての理解が問われています。
この問題の質問紙調査では、2つの要因について検討しようとしています。
1つ目の要因は「対面形態の授業と非対面形態の授業の望ましさ」
2つ目の要因は「通学時間が長い学生と短い学生」
と言えます。
1つ目の要因は被験者個人の中での違いを見ようとしており(被験者内計画)
2つ目の要因は被験者同士の違いを見ようとしています(被験者間計画)。
このように被験者内と被験者間の比較を同時に行なおうとする研究を「混合計画」と呼びます。
この問題での質問紙調査は、二つの要因がありますので、この問題の正答は「2要因混合計画」となります。
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02
「要因」「参加者内・参加者間」「混合計画」について整理しておきましょう。
・要因
要因とは観測値(ここでいう授業評価)に影響を及ぼす変数です。
さらに要因の分類を水準と呼びます。
本問では「授業形態」「通学時間」の2要因となります。
それぞれの水準は「対面」と「非対面」、「長い」「短い」となります。
・参加者内計画・参加者間計画
一つの要因のすべての水準に同じ参加者の測定データが含まれているものを参加者内計画、一つの要因についてある参加者の測定データが一つしかなく参加者間での比較が行われるものを被験者間計画と呼びます。
本問では、「授業形態」要因に関しては同じ参加者が両方を体験するため参加者内要因となります。
一方で「通学時間」要因に関しては「長い群」と「短い群」の2群に参加者が割り当てられますので参加者間要因となります。
このように、参加者内要因と参加者間要因を組み合わせたものを混合計画と呼びます。
上記のことから、本問の研究計画は2要因混合計画といえます。
2要因の計画ですので不適切です。
混合計画ですので不適切です。
混合計画ですので不適切です。
混合計画ですので不適切です。
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03
研究方法への理解を問う問題です。
本研究では、授業評価に影響する要因として、
①授業形態(対面・非対面)
②通学時間(長い・短い)
と2つ扱っています。よって、「2要因計画」です。
さらに、
①授業形態について、同一の参加者に「対面授業」と「非対面授業」の両方へ回答させています。つまり、「参加者内要因」です。
また、
②通学時間について、参加者を「通学時間が長い群」と「通学時間が短い群」に分けて比較しています。つまり、「参加者間要因」です。
このように、「参加者内要因」と「参加者間要因」が混在している研究計画を『2要因混合計画』といいます。
適切な記述です。
不適切な記述です。
要因は「授業形態」と「通学時間」の2つあります。
不適切な記述です。
2つの要因を扱っています。
不適切な記述です。
授業形態は同一の参加者が両方の条件を評価しているため、参加者内要因です。
不適切な記述です。
通学時間は参加者間要因です。
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