公認心理師 過去問
第8回(2025年)
問1 (午前 問1)
問題文
E. Rodolfaらが提唱した心理職のコンピテンシーの枠組みのうち、「専門職としての職業的発達」の次元に含まれるものを1つ選べ。
このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。
問題
公認心理師試験 第8回(2025年) 問1(午前 問1) (訂正依頼・報告はこちら)
E. Rodolfaらが提唱した心理職のコンピテンシーの枠組みのうち、「専門職としての職業的発達」の次元に含まれるものを1つ選べ。
- 関係形成
- 倫理・法的基準
- コンサルテーション
- 心理的アセスメント
- コンピテンシーの持続
正解!素晴らしいです
残念...
この過去問の解説 (2件)
01
コンピテンシーとは、「(特定の専門家が)望ましい結果を出すことができる資質や能力」を指す用語です。
心理職の訓練に関連して注目されている用語であり、頻出ですので、覚えておきましょう。
E. Rodolfaらが提唱した心理職のコンピテンシーのモデルは、「基盤コンピテンシー」「機能コンピテンシー」「専門職としての職業的発達」の3次元から構成されます。
誤りです。治療関係を形成する能力は、「基盤コンピテンシー」の次元に含まれます。
誤りです。倫理・法的基準は、「基盤コンピテンシー」の次元に含まれます。
誤りです。コンサルテーションは、「機能コンピテンシー」の次元に含まれます。
誤りです。心理的アセスメントは、「機能コンピテンシー」の次元に含まれます。
正解です。コンピテンシーの全てを訓練段階において身に着けられる訳ではありません。職業的な実務経験を通して、継続的に訓練する必要があります。
「専門職としての職業的発達」の次元に含まれるものは、以下の5つです。
① 継続的なコンピテンシー
② 就職後の研修期間
③ 博士課程修了後のスーパービジョン
④ 博士課程中のインターンシップ/研修
⑤ 博士課程の教育
参考になった数9
この解説の修正を提案する
02
E. Rodolfaらが提唱したのは、心理職養成における「キューブモデル」です。
このモデルは、心理職に必要なコンピテンシーを整理したものです。
・基盤的コンピテンシー
・機能的コンピテンシー
・専門職としての職業的発達
この3つの次元を組み合わせて立方体(キューブ)と示し、心理の成長を「発達的にとらえながら基盤と機能の両面でバランスよく育成する」枠組みとなっています。
誤りです。基盤的コンピテンシーに分類されます。
誤りです。基盤的コンピテンシーに分類されます。
誤りです。機能的コンピテンシーに分類されます。
誤りです。機能的コンピテンシーに分類されます。
正解です。コンピテンシーの持続とは、心理職が専門職としての能力を維持し、発展させていくことを指します。心理職は継続的な学習と自己研磨が不可欠です。
専門職としての職業的発達はコンピテンシーの持続、スーパービジョン、自己理解、職業的アイデンティティの形成を指します。
参考になった数0
この解説の修正を提案する
第8回(2025年) 問題一覧
次の問題(問2)へ