公認心理師 過去問
第8回(2025年)
問3 (午前 問3)
問題文
F. C. Bartlettが提唱した、知識を構成するモジュールと想定される用語として、適切なものを1つ選べ。
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問題
公認心理師試験 第8回(2025年) 問3(午前 問3) (訂正依頼・報告はこちら)
F. C. Bartlettが提唱した、知識を構成するモジュールと想定される用語として、適切なものを1つ選べ。
- TOTE
- スキーマ
- モデリング
- チャンキング
- フィルター・モデル
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この過去問の解説 (2件)
01
認知心理学に関する設問です。
誤りです。TOTEは、目的達成までの行動プロセスを説明したモデルの1つです。
正解です。スキーマは、いわば枠組み的な知識のことを指します。
誤りです。モデリングは、バンデューラによって提唱された、「観察学習によって行動を習得する」学習方法を意味します。
誤りです。チャンキングとは、情報処理をする際に、情報をチャンク化する(情報の要素をいくつかまとめて1つのグループとして捉える)ことを指します。
誤りです。フィルター・モデルは、ブロードベントによって提唱され、選択的注意のメカニズムを「特定の種類の情報だけを選択的に選ぶフィルター」として説明した理論です。
スキーマとは,Bartlettによって提唱された概念です。
人の認知的な活動を支える、一般化・構造化された、認知的枠組みとされています。
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02
心理学の記憶に関する問題です。
誤りです。問題解決や行動の制御を説明するモデルです。
正解です。F. C. Bartlettは人の知識や経験が記憶再生に影響すると示し、その枠組みをスキーマと呼びました。
誤りです。Banduraが提唱した観察学習のことです。
誤りです。短期記憶の容量を超えないように情報をかたまりにまとめることです。
誤りです。選択的注意のモデルです。複数の情報が同時に入ってきたとき、フィルターがかかり重要な情報だけが処理されると提唱しました。
記憶研究に関係しています。まとめるとBartlett → スキーマ、Miller → TOTE, チャンキング、Bandura → モデリング、Broadbent → フィルター・モデルとなります。
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