公認心理師 過去問
第6回(2023年)
問110 (午後 問33)
問題文
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問題
公認心理師試験 第6回(2023年) 問110(午後 問33) (訂正依頼・報告はこちら)
- 依存性パーソナリティ障害
- 演技性パーソナリティ障害
- 境界性パーソナリティ障害
- 自己愛性パーソナリティ障害
- 反社会性パーソナリティ障害
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この過去問の解説 (3件)
01
パーソナリティ障害への理解を問う問題です。賛美されたい欲求を持つのは自己愛性パーソナリティ障害です。
他者に対して依存的であることが特徴です。自分で判断することが難しく、依存欲求を向ける人に対して従属的であり、その人から分離することに恐怖を抱きます。
過度な情動性があり、人の注意を引くための行動を繰り返すことが特徴です。
対人関係、自己像、感情が不安定であり、強い衝動性を持ちます。他者を理想化したかと思えば同じ人物をこき下ろすというように不安定な対人関係を持ちます。
誇大性、称賛されたいという欲求、共感の欠如が特徴です。自分の能力を過大に評価し誇大感を持ちます。
他者の権利を無視し侵害するといった問題行動がみられることが特徴です。法律的規範を逸脱する行動を繰り返します。
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02
パーソナリティ障害とは、偏った思考や性格、行動、対人パターンなどのために、生活に支障が出たり、本人が苦しい思いをするような状態を言います。
10種類のパーソナリティ障害があり、3つのグループ(A群・B群・C群)に分けられます。
A群は、奇妙で変わった行動や考え方があり、統合失調症に似たような様子が見られます。
(妄想性、シゾイド、統合失調症型の3種類)
B群は、感情的、演技的で、突飛な行動をしやすく、他者を巻き込む問題が起きやすい特徴があります。
(反社会性、境界性、演技性、自己愛性の4種類)
C群は、不安や恐怖を強く抱いており、自分を責めやすい様子が見られます。
(回避性、依存性、強迫性の3種類)
この問題で問われている「賛美されたい欲求」は、「自己愛性パーソナリティ障害」に見られる特徴です。
では、選択肢について詳しく見てみましょう。
誤りです。
「依存性パーソナリティ障害」は、他者へ過度に依存しやすい事が特徴です。他者に世話をしてほしい欲求が強く、家族やパートナーに頼ろうとします。自分が支持されない事を恐れているため、他者の助言がないと決断できないなどの様子も見られます。
誤りです。
「演技性パーソナリティ障害」は、他者の注意をひこうとする欲求が強く、自分が注目されないと不快な感情を持ちやすい事が特徴です。不適切なほどに誘惑的、挑発的な態度を見せる、劇的な感情表現をするなどの様子も見られます。
誤りです。
「境界性パーソナリティ障害」は、他人に見捨てられる事を非常に恐れている事が特徴で、自傷行為や自殺企図、制御できない怒りの表出などによって、他者を心理的にコントロールするような様子が見られます。人間関係、自己像、気分の頻繁な変化、自己破壊的で衝動的な行動などの症状によって診断されます。
正答です。
「自己愛性パーソナリティ障害」は、自分の能力を過大評価し、他者を過小評価する特徴があります。‘自分は特別’と思っていて、特別扱いされる事、無条件に称賛される事を望んでいます。共感性に欠け、他者の気持ちを分かろうとしない様子も見られます。
誤りです。
「反社会性パーソナリティ障害」は、自分や他人がどうなるのか考えずに、自分の望む通りに行動する様子が見られます。自分の利益のために罪悪感を持つ事なく、嘘をつく、人をだます、暴力的な言動をするなどの特徴があります。
公認心理師が働く現場では、パーソナリティ障害の診断を受けている方、診断は受けていなくてもパーソナリティ障害のような特徴のある方に多く出会います。パーソナリティ障害の特徴がある方と付き合っていく際には、自分自身や関わる人間の健康を保つために適切な関わり方、周囲との連携をする事が重要です。パーソナリティ障害の特徴を知るだけでなく、支援方法についてもよく学んでおきましょう。
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03
正解は「自己愛性パーソナリティ障害」です。この設問では、DSM-5におけるパーソナリティ障害の特徴に関する理解が問われています。パーソナリティ障害は、思考・感情・対人関係・衝動のコントロールなどにおける、持続的で不適応なパターンを特徴とする精神疾患です。
不適切です。「依存性パーソナリティ障害」は、他者に世話をしてもらいたいという過度な欲求と、分離に対する恐れが特徴です。他者からの称賛ではなく「見捨てられたくない」「頼りたい」という欲求が中心であり、賛美されたい欲求ではありません。
不適切です。「演技性パーソナリティ障害」は、感情表出が過剰であり、注目を集めたがる傾向を示します。「他人の関心を惹きたい」「目立ちたい」ことが目的であり、「賛美されたい」に近いですが、本質は「注目されたい」ことが欲求の中心のため、適切ではありません。
不適切です。「境界性パーソナリティ障害」は、対人関係や自己像、感情が極端に不安定で、衝動的な行動が見られます。「見捨てられることへの恐怖」が中心で、「賛美されたい」という動機は主要な特徴ではありません。
適切です。「自己愛性パーソナリティ障害」は、「自己重要感の誇大性(自分は特別で優れていると思う)」「成功・権力などへの空想」「過剰な賞賛を求める」「他者への共感の欠如」などが特徴とされています。「賛美されたい欲求の広範な様式」という表現は、この障害の特徴を示しています。
不適切です。「反社会性パーソナリティ障害」は、他者の権利を無視したり、繰り返し侵害したりする行動パターンがその特徴です。「良心の欠如」「無責任さ」「衝動的行動」などが中心であり、賞賛欲求とは関係がありません。
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