公認心理師 過去問
第8回(2025年)
問13 (午前 問13)
問題文
職場と家庭のような異なる状況で担う役割間の影響を表す用語として、適切なものを1つ選べ。
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問題
公認心理師試験 第8回(2025年) 問13(午前 問13) (訂正依頼・報告はこちら)
職場と家庭のような異なる状況で担う役割間の影響を表す用語として、適切なものを1つ選べ。
- スピルオーバー
- キャリーオーバー
- オーバーアチーバー
- カウンターバランス
- ワーク・エンゲイジメント
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この過去問の解説 (2件)
01
基礎用語の意味理解を問う設問です。幅広い分野から出題されています。
正解です。「スピルオーバー」とは、ある分野で果たした役割での経験や感情が、その他の領域の役割に影響を与える現象を指す用語です。
誤りです。「キャリーオーバー」とは、資源や効果(例:予算など)が時期に持ち越される現象を指す用語です。
誤りです。「オーバーアチーバー」とは、知能から期待される学力より実際の学力が高い者のことを指します。
誤りです。「カウンターバランス」とは、順序の違いなどの条件が結果に及ぼす影響を取り除くために、順序を入れ替えてバランスをとるような実験の手法のことを指します。
誤りです。「ワーク・エンゲイジメント」とは、バーンアウトの対概念として提唱された概念です。
社員が活力にあふれ、主体的に仕事に取り組んでいる心理状態のことを指します。
どれも基本的な用語ですので、それぞれの基本的な意味を押さえておきましょう。
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02
心理学の基礎や産業心理学の分野から幅広い知識を問われてます。
正解です。ある役割領域(例:職場)の経験・感情・態度が、別の領域(例:家庭)に影響を及ぼすことを指します。ポジティブにもネガティブにも作用すると言われています。
誤りです。主にマーケティングや経済学で使われる用語で、効果や影響が時間や状況を越えて持ち越されることを指します。
誤りです。能力以上の成果をあげる人のことを指します。
誤りです。実験で複数の条件をテストする際に、条件の順序が結果に影響を与えることがあり、その順序効果を除去するために条件の順序を変える方法です。
誤りです。仕事における活力・熱意・没頭感を指す概念を示します。
スピルオーバーとは、職場や家庭など異なる役割領域での経験や感情が、他の領域に影響を及ぼす現象を指します。たとえば、仕事でのストレスが家庭生活に持ち込まれたり、逆に家庭での満足感が仕事のパフォーマンスを高めたりする場合があります。最近ではワークライフバランスと一緒に説明されることもあるのでワークライフバランスも覚えておくと良いです。
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