公認心理師 過去問
第8回(2025年)
問79 (午後 問2)

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問題

公認心理師試験 第8回(2025年) 問79(午後 問2) (訂正依頼・報告はこちら)

医療場面において、小児に対し自身に予定されている検査や治療について分かりやすく説明し、理解を得ようとすることを表す用語として、最も適切なものを1つ選べ。
  • オプトアウト
  • インフォームド・アセント
  • インフォームド・コンセント
  • アドバンスド・ケア・プランニング
  • シェアード・ディシジョン・メイキング

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この過去問の解説 (2件)

01

正解は「インフォームド・アセント」です。医療場面における、意思決定プロセスや患者への説明責任、同委に関する設問です。

選択肢1. オプトアウト

不適切です。「オプトアウト」とは、研究対象の患者の診療データを匿名化して用いるなど、患者本人への侵襲性が低いとされる研究に対しても、研究情報をホームページなどで通知・公開し、でしるかぎり研究対象者等が拒否できる機会を保障することを言います。

選択肢2. インフォームド・アセント

適切です。「インフォームド・アセント」とは、子どもに対して、その発達段階や理解度に応じた分かりやすい説明を行うことで、研究や医療行為に関する同意に努めることを言います。法的義務は必要ないものの倫理的な配慮として同意を得ることが求められます。

選択肢3. インフォームド・コンセント

不適切です。「インフォームド・コンセント」とは、患者が医師から治療や医療行為に関して十分な説明を受けた上で、患者が自らの意志によりその行為に同意する手続きのことを言います。

選択肢4. アドバンスド・ケア・プランニング

不適切です。「アドバンスド・ケア・プランニング」とは、将来、自分自身どのようなケアや治療を受けたいのかについて、判断能力のあるうちに本人や家族、医療従事者の間で話し合う行為を言います。
 

選択肢5. シェアード・ディシジョン・メイキング

不適切です。「シェアード・ディシジョン・メイキング」とは、患者と医師の双方が共同して医療についての意思決定をしていくプロセスのことを言います。

 

まとめ

医療分野においては、旧来は医師の権威が強く反映されていましたが(パターナリズム)歴史的な流れの中で、今日では患者の自己決定により医療行為について同意・選択をするようになりつつあります。また「インフォームド・コンセント」については①患者の同意能力があること②適切な説明がなされたこと③患者本人の任意の意思決定により同意したこと、が必要とされています。ここでは、インフォームド・コンセントに関する理解を確実にし、加えて各選択肢のキーワードについても目を通しておきましょう。

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02

この問題で覚えておくべきポイントは以下の通りです。

医療現場における意思決定に関する考え方が問われています。

では、問題を見てみましょう。

選択肢1. オプトアウト

間違いです。

すでに何かに参加している状態から辞めると自ら宣言して外れる行為をさします。

選択肢2. インフォームド・アセント

正解です。

認知機能が低下していたり、問題のように対象者が小児の場合、最終決定は保護者等判断能力のある者が行いますが、医療内容をできる限り分かりやすく説明して理解を得ようとする行為をさします。

 

選択肢3. インフォームド・コンセント

間違いです。

医師などからの説明をうけて、対象者が理解・納得したうえで治療内容に同意する行為をさします。

選択肢4. アドバンスド・ケア・プランニング

間違いです。

「人生会議」と訳されます。どのように生きたいか、支援者・対象者が話し合い、本人の意思や価値観を尊重した意思決定を行うプロセスを指します。

選択肢5. シェアード・ディシジョン・メイキング

間違いです。

患者と医療者が話し合いながら治療方針を決定していくプロセスを指します。

 

まとめ

様々な意思決定のための支援があります。

誰がどのように立ち居振る舞うことを指し示すのか、整理しておきましょう。

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