公認心理師 過去問
第8回(2025年)
問85 (午後 問8)
問題文
M. I. Posnerらが提案した、注意ネットワークテストで測定される成分として、適切なものを1つ選べ。
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問題
公認心理師試験 第8回(2025年) 問85(午後 問8) (訂正依頼・報告はこちら)
M. I. Posnerらが提案した、注意ネットワークテストで測定される成分として、適切なものを1つ選べ。
- 対比
- 警報(覚醒)
- 音韻ループ
- 特徴検出モジュール
- 感覚レジスタ(感覚記憶)
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この過去問の解説 (3件)
01
正解は「警報(覚醒)」です。「注意ネットワーク」は人間の注意機能に関わっており、情報の選択や制御を行うシステムのことを言います。この設問における「注意ネットワークテスト」では、そうした注意機能が行動面にどのように影響しているのかを測定しています。
不適切です。「対比」は各々の刺激間の違い(色、形、大きさなど)が強調して知覚されることを言います。注意を引き付ける要因にはなりますが、注意の成分ではありません。
適切です。「警報(覚醒)」は注意ネットワークテストで測定される成分の一つです。
不適切です。「音韻ループ」は「作業記憶モデル」における構成要素の一つで、音声や言語情報を一時的に保持し、リハーサル(繰り返し)によって記憶を維持する仕組みのことを言います。注意ネットワークの成分ではありません。
不適切です。「特徴検出モジュール」とは、視覚情報を認知する際に、初めに入ってくる色や形などの基本的な視覚情報を脳内で検出する機能のことを言います。注意ネットワークの成分ではありません。
不適切です。「感覚レジスタ(感覚記憶)」は外界から入ってきた情報を極短時間保持する記憶のシステムのことを言います。注意ネットワークの成分ではありません。
注意ネットワークテストでは、以下の3つに関する注意ネットワークの効率を測定しています。
①警報(覚醒)ネットワーク―注意の覚醒状態を高めるシステム
②定位ネットワークー空間的な注意の移動・焦点の当て方に関するシステム
③実行制御ネットワークー注意の制御、選択的注意、競合の解決などに関するシステム
3つの代表的なキーワード[警報(覚醒)・定位・実行制御]について覚えておきましょう。
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02
この問題で覚えておくべきポイントは以下の通りです。
注意ネットワークテストで測定される成分について問われています。
このネットワークでは 警報(Alerting)-定位(Orienting)ー実行制御(Executive/Conflict)の三つが該当します。
正解は警報です。
人間の注意が独立したこれら3つから成り立つという理論です。
音韻ループと感覚レジスタは、作動記憶(ワーキングメモリ)の構成要素です。
音韻ループはワーキングメモリのシステムを表し、感覚レジスタは情報を持った直後の一時的な記憶保持のシステムを指します。
注意ネットワークと記憶のネットワークは類似点が多いため、改めて整理して覚えておきましょう。
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03
正解は 「警報(覚醒)」 です。
「注意ネットワークテスト」とは、人間の注意機能について、次の3つの独立した注意ネットワークから測定します。
・警報(覚醒)
・定位
・実行制御
「警報(覚醒)」は、注意ネットワークテストで測定される注意ネットワークの一つです。
×
おもに知覚心理学における概念です。
注意ネットワークテストでは測定されません。
〇
正解です。
×
ワーキングメモリモデルにおける構成要素です。
注意ネットワークテストでは測定されません。
×
視覚刺激などの情報を構成する基本的な特徴(線・角度など)を検出する機能のことです。
注意ネットワークテストでは測定されません。
×
外界からの刺激情報を、極めて短時間保持する記憶システムです。
注意ネットワークテストでは測定されません。
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