公認心理師 過去問
第8回(2025年)
問89 (午後 問12)

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問題

公認心理師試験 第8回(2025年) 問89(午後 問12) (訂正依頼・報告はこちら)

小脳の機能として、最も適切なものを1つ選べ。
  • 呼吸の調節
  • 性欲の制御
  • 意識水準の維持
  • 体性感覚の中継
  • 手続き記憶の保持

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この過去問の解説 (2件)

01

正解は「手続き記憶の保持」です。小脳は後頭部の奥の方(脳幹の後方)に位置している、脳の一部位です。小脳の機能についてはいくつかありますが、ここではその代表的なものについて理解していることが必要です。

選択肢1. 呼吸の調節

不適切です。「呼吸の調節」は延髄(脳幹の一部)の呼吸中枢が担っています。

 

選択肢2. 性欲の制御

不適切です。「性欲の制御」は視床下部が行っています。視床下部では本能的行動(性欲、食欲、睡眠欲)をコントロールする機能を有しています。

選択肢3. 意識水準の維持

不適切です。「意識水準の維持」は脳幹網様体がその役割を担っています。

選択肢4. 体性感覚の中継

不適切です。「体性感覚の中継」は視床がその役割を担っています。体性感覚は皮膚感覚(触覚、痛覚、温度覚など)と深部感覚(筋、腱、関節などの感覚受容器で知覚したもの)に分けられています。

選択肢5. 手続き記憶の保持

適切です。「手続き記憶の保持」は小脳の機能のひとつです。小脳では体の動きバランスの調整をしており、手続き記憶(体で覚える技能、習慣)に関連していると言えます。

まとめ

小脳は、スムーズな運動の実行やバランス感覚、姿勢の保持など、運動に関わる機能を担っています。小脳に障害が生じると、運動機能が思うように働かない「運動失調」が起こります。脳の各部位により、機能や役割が異なっているため、理解しておくと良いでしょう。

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02

この問題で覚えておくべきポイントは以下の通りです。

脳の各機能について問われています。

では、問題を見てみましょう。

選択肢1. 呼吸の調節

間違いです。

呼吸のリズムは「延髄」で、呼吸の深さや量は「橋」で行っています。

 

選択肢2. 性欲の制御

間違いです。

視床下部が主に関与しますが、前頭前野やホルモンも影響があります。

 

選択肢3. 意識水準の維持

間違いです。

脳幹網様体(延髄ー橋ー中脳にわたる神経回路)を使用しコントロールします。視床で中継され大脳へ伝えられます。

選択肢4. 体性感覚の中継

間違いです。

主に視床で行い、情報は大脳へ伝えられます。

 

選択肢5. 手続き記憶の保持

正解です。

運動をタイミングよく行う調整と合わせ、学んだ技術を記憶しておく作用があります。

 

まとめ

小脳は、動作が滑らかに行うことができるように調整をすることと、平衡感覚の調整も行います。

各脳の一般的な機能と、それぞれのつながりについても覚えておきましょう。

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