公認心理師 過去問
第8回(2025年)
問95 (午後 問18)

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問題

公認心理師試験 第8回(2025年) 問95(午後 問18) (訂正依頼・報告はこちら)

S. E. Finnが提唱した、クライエントが自分や問題についての新しい見方を獲得し、これまでとは異なる生き方をみつけられるようにする方法として、適切なものを1つ選べ。
  • 解決志向アプローチ
  • 治療的アセスメント
  • メンタライゼーション
  • 心理教育的アセスメント
  • 神経心理学的アセスメント

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は「治療的アセスメント」です。アセスメントについては様々な理論や方法が挙げられているため、代表的なアセスメント理論や治療アプローチについて理解をしておく必要があります。

選択肢1. 解決志向アプローチ

不適切です。「解決志向アプローチ」とは、問題解決に焦点を当てるのではなく、クライエントがもともと持っているリソース(資源、強み)に焦点を当てて活用していき、現在の不適応状態に対してアプローチをしていくことを言います。

選択肢2. 治療的アセスメント

適切です。「治療的アセスメント」とは、心理検査を単なるアセスメント目的とするのではなく、治療的な方法としても活用していくアプローチのことを言います。

選択肢3. メンタライゼーション

不適切です。「メンタライゼーション」とは、P.Fonagyが提唱した理論であり、自分や他者の行動を心の状態(感情、思考、認知)を理解することによって推察、解釈していくことを言います。

選択肢4. 心理教育的アセスメント

不適切です。「心理教育的アセスメント」とは、主に教育の現場において用いられ、子どもの教育上の課題を明らかにしていくことで、適切な指導や支援を行っていくためのアセスメント方法のことを言います。

選択肢5. 神経心理学的アセスメント

不適切です。「神経心理学的アセスメント」とは、主に高次脳機能障害の状態を評価するために用いられるアセスメントのことを言います。

まとめ

アセスメント」とは、クライエント個人の心理的な状態や、抱える問題、その背景を正確に把握、評価していくことを言います。どの分野の何をアセスメントするのかにより、考え方や方法が異なっています。この設問で挙げられている各種の代表的なアセスメントについては、理解しておきましょう。

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02

この問題で覚えておくべきポイントは以下の通りです。

各アセスメント理論について問われています。

では、問題を見てみましょう。

選択肢1. 解決志向アプローチ

間違いです。

何ができているか、強みに着目して、課題を解決した未来を見据えて関与するアプローチです。

選択肢2. 治療的アセスメント

正解です。

評価のアセスメントを、クライアントの行動変容、治療に活用します。

 

選択肢3. メンタライゼーション

間違いです。

自分や他者の行動の背後にある心の状態に着目し、なぜ自分はそう感じたのかと感じる認識のことです。

自らを見つめることを治療に活用します。

選択肢4. 心理教育的アセスメント

間違いです。

子どもの学習面・心理面・社会面などを包括的に解釈し、治療計画に生かすプロセスを指します。

選択肢5. 神経心理学的アセスメント

間違いです。

脳損傷による高次脳機能障害や心理の状態を、神経心理学検査を行い評価するプロセスを指します。

まとめ

アセスメントの活用方法も様々な理論に基づいて行われています。

それぞれの基盤となる理論と合わせて整理しておきましょう。

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03

正解は 「治療的アセスメント」 です。

 

治療的アセスメントとは、心理テストを活用して、クライエントの抱えている問題解決や自己理解を促進するアプローチです。

 

選択肢1. 解決志向アプローチ

×

問題解決そのものではなく、クライエントが本来持っている強さに焦点を当て、現在の不適応状態の改善を目指してアプローチすることです。

 

 

選択肢2. 治療的アセスメント

正解です。

選択肢3. メンタライゼーション

×

自己や他者の行動について、心理状態(考え・感情・信念など)に基づくものとして理解していくことです。

選択肢4. 心理教育的アセスメント

×

子どもの学習や発達の状態・課題について適切に評価したうえで、指導や支援、配慮を行うためのアセスメントです。

選択肢5. 神経心理学的アセスメント

×

脳損傷や認知症などによっておこる、高次脳機能障害の状態について評価するためのアセスメントです。

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