公認心理師 過去問
第8回(2025年)
問120 (午後 問43)
問題文
ゲシュタルト療法の説明として、不適切なものを1つ選べ。
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問題
公認心理師試験 第8回(2025年) 問120(午後 問43) (訂正依頼・報告はこちら)
ゲシュタルト療法の説明として、不適切なものを1つ選べ。
- 呼吸の方法や緊張に焦点を当てる。
- ホット・シートという技法が用いられる。
- クライエントの今ここでの気づきを重視する。
- 非言語的コミュニケーションに注意を向ける。
- ミラクル・クエスチョンという技法が用いられる。
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この過去問の解説 (2件)
01
この問題で覚えておくべきポイントは以下の通りです。
ゲシュタルト療法の方法や留意点について問われています。
では、問題を見てみましょう。
身体感覚や感情の気づきに着目するので、適切です。
呼吸の変化やどの部位が緊張しているか、などに注目することが求められます。
主にグループセッションで用いられますが、適切です。
クライエント自身が座り、周囲の注目を集めながら、己と向き合う技法です。
今の自分自身と向き合うことが求められますので、適切です。
身体の反応に気づくことが求められます。
今ここで起こっていることを知るために、身体感覚や表情、姿勢などに着目しますので、適切です。
正解です。
この技法は、未来に着目するソルーション・フォーカスト・アプローチで用いられる技法です。
ゲシュタルト療法では、今起きていることに着目し、クライエント自身が気づいていない身体感覚に気づかせることで、自己の内面と向き合う技法です。他に、エンプティ・チェアやドリームワークなどの技法があります。基本的なことは理解しておきましょう。
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02
ゲシュタルト療法についての知識が問われています。
今回は不適切なものを選ぶ問題のため、ゲシュタルト療法では用いない用語が正解となります。
主要な心理療法の基本的な用語とその意味は覚えておくとよいでしょう。
ゲシュタルト療法のキーワードは、「今ここ」です。
不正解です。
ゲシュタルト療法では、「今ここ」を重視するため、身体感覚・呼吸・緊張などの身体的な側面にも焦点を当てます。
呼吸法や、リラクセーション技法を用いることもあります。
不正解です。
ホット・シートは、「エンプティ・チェア」とも呼ばれ、ゲシュタルト療法の有名な技法の1つです。
誰も座っていない空の椅子に、特定の人物・問題などが座っていると仮定し、クライアントさんに対話をしてもらう技法です。
不正解です。
まさにゲシュタルト療法が重視していることです。
不正解です。
「今ここ」を重視するため、感情・思考・行動などの非言語のコミュニケーションにも注意を向けます。
正解です。
ミラクル・クエスチョンは、解決思考アプローチで用いられる技法です。
奇跡の質問とも呼ばれ、「もし、今抱えている問題が全て解決したらどうなっていそうですか?」などの質問を指します。
この質問により具体的な理想像を考えることができます。
ゲシュタルト療法に関する用語の知識が問われる問題でした。
この問題では、ゲシュタルト療法の全ての用語を覚えていなくても、ミラクル・クエスチョンが解決思考アプローチの用語だとわかっていれば正解することが可能です。
一つ一つの用語を丁寧に覚えていきましょう。
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