公認心理師 過去問
第8回(2025年)
問154 (午後 問77)

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問題

公認心理師試験 第8回(2025年) 問154(午後 問77) (訂正依頼・報告はこちら)

40歳の男性A、窃盗事件で刑務所に服役中。Aの仮釈放に向けて、保護観察官Bが生活環境調整を行っている。Aは家族や親族がおらず、帰住先がみつかっていない。Aはこれまで職歴があるが、上司から注意されると嫌になり辞めてしまうなどして、3回転職しており、無職の期間もあった。そして、生活が苦しくなると窃盗をするという繰り返しであった。心身の障害や健康上の問題は指摘されていない。Bは、Aに対し、一定期間、宿泊場所や食事の提供をし、自立を援助する施設や団体を探している。
Bが検討する対象として、適切なものを2つ選べ。
  • ケアハウス
  • 福祉ホーム
  • 更生保護施設
  • 自立援助ホーム
  • 自立準備ホーム

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この過去問の解説 (1件)

01

この問題で覚えておくべきポイントは以下の通りです。

服役後の社会復帰のための支援について問われています。

では、問題を見てみましょう。

 

選択肢1. ケアハウス

間違いです。

高齢者施設で60歳以上が対象です。軽費老人ホームと呼ばれており、比較的安価な値段で入居できます。

居場所の支援としての選択としては不適切です。

選択肢2. 福祉ホーム

間違いです。

高齢者施設で60歳以上、何らかの障害のある方が対象ですので、不適切です。

選択肢3. 更生保護施設

正解です。

服役後の方の社会復帰を支援する施設です。

選択肢4. 自立援助ホーム

間違いです。

20歳未満が対象で、親元で生活することが難しい子供たちの自立を支援する施設です。

 

選択肢5. 自立準備ホーム

正解です。

18歳以上が対象で、民間施設であり、柔軟な対応が可能です。

自立した生活ができるように支援しています。

まとめ

公的制度で設置されている施設は、対象年齢と状態像が明確に定められています。

施設がどのような役割を担っているか、どの法律の下で設置されているか、丁寧に整理しておきましょう。

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