公認心理師 過去問
第6回(2023年)
問106 (午後 問29)

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問題

公認心理師試験 第6回(2023年) 問106(午後 問29) (訂正依頼・報告はこちら)

学習指導の途中で、学習者がどの程度学習内容を理解したかを確認するための評価法として、適切なものを1つ選べ。
  • 形成的評価
  • 個人内評価
  • 診断的評価
  • 絶対的評価
  • 総括的評価

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この過去問の解説 (3件)

01

教育に関する心理学(教育評価)について問う問題です。

教育評価とは、児童や生徒への教育活動の効果を測ることです。教育活動の各選択肢については以下の通りです。

選択肢1. 形成的評価

ブルーム理論で用いられる用語です。ブルーム理論では、診断的評価、形式的評価、総括的評価の3つを用いて教育評価を行います。

この形式的評価とは、学習の途中で躓きがないかを確認するためのものです。

選択肢2. 個人内評価

他者との比較ではなく、学習者ごとにどの程度学習が進んだかを評価する方法です。

選択肢3. 診断的評価

ブルーム理論における評価の一つで、新しい学習を始める前に前提となる内容が習得されているかを確認するためのものです。

選択肢4. 絶対的評価

あらかじめ定められた目標がどの程度達成されたかを評価する方法です。対して、集団の中でどのくらいの順位であるか等を基準とした評価を相対的評価と呼びます。

選択肢5. 総括的評価

ブルーム理論における評価の一つで、学習が完了した際にその最終的な効果を確認するためのものです。

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02

学習指導では、学習者の評価をすることが大切です。評価の基準や方法、時期などによって、さまざまな方法がありますので確認しておきましょう。

この問題の正答は「形成的評価」です。

選択肢1. 形成的評価

正答です。

「形成的評価」とは、学習者の学習が成立しているかどうかを評価する事を指します。指導者が学習者の様子をよく観察する、質問やテストなどを実施する、学習者が取り組んだドリルやノートを見るなどの方法で、確認する事ができます。

選択肢2. 個人内評価

誤りです。

「個人内評価」とは、学習者個人の中で、それ以前の学習状況と比較し、進歩や成長の度合いを評価しようとするものです。

選択肢3. 診断的評価

誤りです。

「診断的評価」とは、指導を始める前に、学習者の力を理解するために行う評価を指します。学習者が予め持っている力、不十分な力を、テストなどの方法で評価します。

選択肢4. 絶対的評価

誤りです。

「絶対的評価」とは、学習者自身が立てた目標について、どの程度達成できたのかを見る事を言います。

選択肢5. 総括的評価

誤りです。

「総括的評価」とは、一定期間の学習指導が終わった時に行う評価です。最終的な学習の到達度を判断するために実施します。

まとめ

学習評価の方法は、上記以外にも、学習者の成績や能力が集団の中でどの程度の位置にあるかを見る「相対的評価」などの方法もあります。

学習に対して評価を受ける事は、達成感や次への意欲につながりますので、場面や学習者の状況によって、相応しい方法で評価される事が大切です。 

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03

正解は「形成的評価」です。形成的評価は、授業や学習の途中段階で行われる評価のことを言います。学習者がどこまで理解しているかを確認し、必要に応じて指導内容や方法を修正することが目的とされています。

選択肢1. 形成的評価

適切です。「形成的評価」は、学習の「途中」で学習者の理解度やつまずきを把握し、その結果を基に指導を即時に改善するための評価です。成績を付けることではなく、学習を促進することが目的となっています。

選択肢2. 個人内評価

不適切です。「個人内評価」は、他者と比較することなく、学習者自身の以前との比較により評価する方法です。

選択肢3. 診断的評価

不適切です。「診断的評価」は、学習開始前に、一人ひとりの到達度や課題、つまずきの有無などを把握して、指導計画を立てるために使われます。

選択肢4. 絶対的評価

不適切です。「絶対的評価」は、他者と比較することなく、学習状況や到達度をあらかじめ設定された基準に照らして評価を行う方法です。

選択肢5. 総括的評価

不適切です。「総括的評価」は、授業や単元、学期などの最後に行う評価です。学習成果の到達度を総合的に判断するのが目的です。

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