公認心理師 過去問
第8回(2025年)
問8 (午前 問8)
問題文
他人が書いた文章に誤字がないかをチェックしているうちに、気が付いたらその文章を暗唱できるようになっていた。このことを表す用語として、最も適切なものを1つ選べ。
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問題
公認心理師試験 第8回(2025年) 問8(午前 問8) (訂正依頼・報告はこちら)
他人が書いた文章に誤字がないかをチェックしているうちに、気が付いたらその文章を暗唱できるようになっていた。このことを表す用語として、最も適切なものを1つ選べ。
- 過剰学習
- 偶発学習
- 洞察学習
- 分散学習
- 対連合学習
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この過去問の解説 (2件)
01
学習方法に関連する設問です。
誤りです。過剰学習とは、知識を身に着けた後も、同じ内容を続けて学習することです。
正解です。偶発学習とは、学習しようという動機づけがなくとも、特定の行為を通じて結果的に学習が成立することを指します。
誤りです。洞察学習とは、ケーラーがチンパンジーを用いた実験によって提唱した概念で、動物が状況を理解する(洞察する)ことで問題解決が可能になり、学習が成立することを指します。
誤りです。分散学習とは、一度学習した内容を、一定時間を空けて繰り返し学ぶ学習方法のことを指します。
誤りです。対連合学習とは、2つの項目を対にして提示し、反応を連合させる学習方法のことを指します。
文章を暗唱しようという動機づけがなくとも、特定の行為(誤字がないかのチェック)を繰り返すうちに学習が成立した(暗唱ができるようになった)というような学習方法は、偶発学習と言います。
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02
学習心理学に関する問題で、「学習の過程と記憶保持」の分類される問題です。
誤りです。目標の習熟度に達した後も学習を続けることです。
正解です。学習を意図せずに知識や技能が習得されることを指します。
誤りです。ケーラーが提唱し状況を観察理解することで問題解決に至り学習が成立することを指します。
誤りです。一度に集中して行わず時間を分けて繰り返し学ぶ学習です。一度覚えたことを再復習を繰り返し記憶を定着させていきます。
誤りです。2個の項目を1対にして連合を形成させる学習です。
今回の問題は過剰学習と偶発学習が混同しやすいので注意が必要です。
違いをしっかり理解しておくと良いです。
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