公認心理師 過去問
第8回(2025年)
問17 (午前 問17)
問題文
児童にウェクスラー式知能検査を実施する際、被検査者への配慮として、最も適切なものを1つ選べ。
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問題
公認心理師試験 第8回(2025年) 問17(午前 問17) (訂正依頼・報告はこちら)
児童にウェクスラー式知能検査を実施する際、被検査者への配慮として、最も適切なものを1つ選べ。
- 児童には窓が見える位置に座ってもらう。
- 保護者には児童から見える位置に座ってもらう。
- 答えが正しいかを問われたら「正解です」と返す。
- 熱心な取り組みに「頑張っていますね」と声をかける。
- 児童に「一緒にやって」と求められた際は課題を援助する。
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この過去問の解説 (2件)
01
心理検査を施行する際の態度に関する基礎的な設問です。
誤りです。検査者は、受験者の気が散らないよう、視覚的に構造化された環境を用意する必要があります。
誤りです。基本的には保護者と別室で検査を行うようにしますが、母子分離が困難な時は、保護者は受験者から見えない位置に座ってもらいます。
誤りです。受験者に回答のヒントを与えてはなりません。
正解です。「頑張っていますね」のように、回答のヒントになり得ない中立的な範囲でならば、受験者のモチベーション維持のために励ましを行っても問題ありません。
誤りです。受験者に回答のヒントを与えてはなりません。
ウェクスラー式知能検査のみならず、心理検査を実施する際にはすべて、中立的で公平な態度を維持する必要があります。
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02
検査の態度に関する問題です。
誤りです。窓から見える景色等が刺激になる可能性があります。なるべく気が散らないような席に座る考慮が必要です。
誤りです。保護者は基本的には別室で待機することが望ましいです。保護者がいることで助けを求めたり刺激になる可能性があります。分離が難しい場合のみ同室可能ですがなるべく保護者と距離を保てるような配慮が必要です。
誤りです。正解を気にしてしまうと次の検査の妨げになる可能性もあります。間違った場合のみ正解を伝えるという課題以外は正誤は答えません。
正解です。適度な労いはモチベーションをあげてくれるので必要です。
誤りです。援助してしまうとその子どもの正しい結果が出ません。子ども本人が行えるように言葉等で労い、やる気を出せるようにすることが望ましいです。
検査の態度に関する問題でした。ウェクスラー式知能検査に限らず検査態度は変わらないので検査者は毅然とした公平性のある態度が望ましいです。
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