公認心理師 過去問
第8回(2025年)
問27 (午前 問27)
問題文
コミュニケーションの苦手さや感覚の過敏性などのために、強い不安を感じ、それが要因となって、自傷、他害、破壊、こだわり、多動、情緒爆発などの行動が高頻度で起こる状態として、最も適切なものを1つ選べ。
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問題
公認心理師試験 第8回(2025年) 問27(午前 問27) (訂正依頼・報告はこちら)
コミュニケーションの苦手さや感覚の過敏性などのために、強い不安を感じ、それが要因となって、自傷、他害、破壊、こだわり、多動、情緒爆発などの行動が高頻度で起こる状態として、最も適切なものを1つ選べ。
- 素行症
- 社交不安症
- 強度行動障害
- 注意欠如多動症/注意欠如多動性障害
- 社会的(語用論的)コミュニケーション症
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この過去問の解説 (1件)
01
精神障がいや発達障がいに関する問題です。
誤りです。素行症は、反社会的な行動や言動を特徴とし、周囲との協調性がとれず、社会規範から大きく外れるといった症状がみられます。虐待や人間関係のトラブルで起きやすいとされています。
誤りです。社交不安症は、他人から注目を集める場面や社交場面に不安や緊張を感じる精神的な病気です。
日常生活に支障をきたすことがあり、治療法としては認知行動療法や薬物療法が効果的であると言われています。
正解です。強度行動障害は、知的障害や自閉スペクトラム症などが背景になっていることが多いです。
感覚過敏やコミュニケーション困難、不安などが要因となり、自傷行為・他害行為・破壊行為・パニック・多動などの行動を繰り返します。
本人や家族も疲弊していくことが多いので適切な支援を入れることも大切です。
誤りです。注意欠如多動症/注意欠如多動性障害は、ADHDとも呼ばれています。
ADHDは不注意(集中力がない)、多動性(じっとしていられない)、衝動性(考えずに行動してしまう)の3つの代表的な症状を認める神経発達障がいのことです。
誤りです。社会的(語用論的)コミュニケーション症は言語障がいの一つです。
言葉の意味そのものは理解していても話し相手や状況に応じたコミュニケーションが困難な障がいです。
精神障がいや発達障がいを問われていました。
どこに困難さを抱えているかの理解が必要です。
最低でも注意欠如多動症/注意欠如多動性障害は理解しておくと良いと思います。
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