公認心理師 過去問
第8回(2025年)
問40 (午前 問40)

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

公認心理師試験 第8回(2025年) 問40(午前 問40) (訂正依頼・報告はこちら)

インタビューデータを用いて、障害からの回復プロセスモデルを構築する際の方法として、最も適切なものを1つ選べ。
  • メタ分析
  • PAC分析
  • マルチレベル分析
  • システム論的アプローチ
  • グラウンデッド・セオリー・アプローチ

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (1件)

01

分析方法の問題です。

選択肢1. メタ分析

誤りです。メタ分析は、複数の量的研究結果を統合する統計手法です。

インタビューデータは、質的データになるので適しません。

選択肢2. PAC分析

誤りです。PAC分析は、個人の認知構造や態度を明らかにする質的・量的融合的な手法です

個別を扱うのでプロセスモデルの構築には不向きです。

選択肢3. マルチレベル分析

誤りです。マルチレベル分析は、複数の階層性をもつデータを分析する時に用いられる手法です。

質的なインタビューデータのモデル構築は出来ません。

選択肢4. システム論的アプローチ

誤りです。システム論的アプローチは、家族療法や組織論で使われる枠組みで、関連要素の相互作用を見る手法です。

回復プロセスを記述することは可能ですが、インタビューから理論生成する手法ではありません。

 

選択肢5. グラウンデッド・セオリー・アプローチ

正解です。グラウンデッド・セオリー・アプローチは、インタビューなどの質的データを逐次分析し、カテゴリー化・概念化して理論(モデル)を生成する方法です。

回復プロセスのような時間的・段階的な流れを構築する研究に適しています。

まとめ

この問題に出てきた用語はよく分析に使われるものなので特徴だけでも理解しておくと良いでしょう。

参考になった数1