公認心理師 過去問
第8回(2025年)
問115 (午後 問38)

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問題

公認心理師試験 第8回(2025年) 問115(午後 問38) (訂正依頼・報告はこちら)

強いストレスやトラウマによって生じる解離症状に該当するものを1つ選べ。
  • 多動
  • 妄想
  • とん走
  • 強迫観念
  • 常同運動

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この過去問の解説 (1件)

01

この問題で覚えておくべきポイントは以下の通りです。

具体的な現象・症状から疾患や障害を特定することが求められています。

では、問題を見てみましょう。

選択肢1. 多動

強いストレスやトラウマによって生じる解離症状の現象として、多動(落ち着きのなさや衝動性)がみられることはありますが、一時的です。

本来はADHDなどの症状で現れることを指しますので、間違いです。

選択肢2. 妄想

強いストレスやトラウマによって生じる解離症状の現象として、妄想的な体験をすることはありますが、一時的です。

現実とは著しく異なる確信的な考え方を指しますので、間違いです。

選択肢3. とん走

正解です。

自分が自分でない感覚となり、自分が誰であるかなど、個人に関する記憶が全くなくなり、失踪や放浪することを指します。

この間の記憶は残りません。

選択肢4. 強迫観念

考えたくないのに勝手に考えてしまう状態ですので間違いです。

 

 

選択肢5. 常同運動

行動に意味を持たない動きを指しますので、間違いです。

まとめ

解離症状とは、自分が自分でないように感じる状態など、自分という存在を認識する機能が働かない状態を指します。

類似する精神症状と混同しないように、整理しておきましょう。

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