公認心理師 過去問
第8回(2025年)
問136 (午後 問59)

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問題

公認心理師試験 第8回(2025年) 問136(午後 問59) (訂正依頼・報告はこちら)

13歳の女子A、中学1年生。父親Bと母親Cとの三人暮らしである。中学に入学後しばらくして、理由ははっきりとしないものの不登校になり、その状態が継続している。Bは仕事が多忙という理由で、家族に関することにはあまり関心を示さず、そのことでCと口論になることが多かった。しかし、Aの不登校をきっかけに、BはCとの間で、Aの状態に関する情報を共有するための会話が増えた。
家族システム論の観点から、この家族関係を説明する心理学用語として、最も適切なものを1つ選べ。
  • 迂回連合
  • 自己分化
  • ジェノグラム
  • てんめん状態
  • ダブルバインド

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この過去問の解説 (1件)

01

この問題で覚えておくべきポイントは以下の通りです。

家族システム論に関して事象からあてはめることが求められています。

では、問題を見てみましょう。

選択肢1. 迂回連合

正解です。

夫婦間の関係回復のために、子どもの課題を活用(迂回する)しています。

選択肢2. 自己分化

間違いです。

感情に流されず、自己の価値観を保つことができることを指しています。

選択肢3. ジェノグラム

間違いです。

家族の構造や関係を図式化するツールのことを指しています。

選択肢4. てんめん状態

間違いです。

親子間の境界が曖昧で、心理的に密着しすぎている状態を指します。

選択肢5. ダブルバインド

間違いです。

矛盾した複数のメッセージが同時に届くことで、受け手が混乱する状態を指します。

 

まとめ

家族システム論はマレー・ボーエンなどが提唱しています。家族構成員が、相互に影響を及ぼすことで、様々な家族関係の変化が生じるという考えが基本です。家族間の変化について、整理しておきましょう。

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