公認心理師 過去問
第8回(2025年)
問148 (午後 問71)

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問題

公認心理師試験 第8回(2025年) 問148(午後 問71) (訂正依頼・報告はこちら)

5歳の男児A。母親Bに連れられて教育センターに来所した。巡回相談の個別面談で、幼稚園に馴染めないAの就学に関する不安をBが伝えたところ、同センターを紹介されたという。BによるとAは、入園当初から集団活動に加わることが苦手で、一人遊びを好む傾向が続いている。玩具の取り合いが原因で、しばしば他児に対してかんしゃくを起こしてしまう。Aが通っている幼稚園では、自然を通して動植物に関わり、遊びこむ教育に力を入れているが、Aが興味を示すことはなく、ひたすら好きな積み木を並べることに夢中になっていることが多い。
Aのアセスメントに有用と考えられる心理検査として、最も適切なものを1つ選べ。
  • CARS
  • CAARS
  • STRAW
  • M−CHAT
  • コース立方体組み合わせテスト

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この過去問の解説 (1件)

01

この問題で覚えておくべきポイントは以下の通りです。

心理検査の目的を理解し最適な検査を選択できることが問われています。

では、問題を見てみましょう

 

選択肢1. CARS

正解です

Aの行動からASD(自閉スペクトラム症)が疑われます。重症度を検査する、この心理検査が適切です。

 

 

選択肢2. CAARS

間違いです

成人を対象としたADHDの傾向を確認できる心理検査です。

選択肢3. STRAW

間違いです

読み書きが困難な子供を対象としたスクリーニング検査です。

 

選択肢4. M−CHAT

間違いです

ASD(自閉スペクトラム症)のスクリーニングを目的としていますが、対象が16か月~30か月の乳幼児であり不適切です

選択肢5. コース立方体組み合わせテスト

間違いです。

視覚的、空間的能力、知的能力を把握するためのテストです。

まとめ

心理検査は、対象年齢と検査目的をセットで覚えておきましょう。

スクリーニングか重症度の検査か、によっても、行う時期が変わってきますので、目的は丁寧に整理することがおすすめです。

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