公認心理師 過去問
第9回(2026年)
問15 (基礎心理学 問15)
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問題
公認心理師試験 第9回(2026年) 問15(基礎心理学 問15) (訂正依頼・報告はこちら)
- 内集団
- コホート
- 準拠集団
- アーティファクト
- フォーカス・グループ
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この過去問の解説 (2件)
01
正答: コホート
コホート(cohort)とは、ある特定の時期に生まれた、または同一の経験・特性を共有する集団のことです。
縦断的研究では同一のコホートを長期間にわたって追跡調査することで、加齢変化や発達的変化を捉えます。「1990年生まれのコホート」「同年に入学した集団」などがその例です。
コホート研究はコホート効果(ある世代に特有の影響)の検討にも有効です。
「内集団」は自分が属すると認識するグループ(社会心理学用語)です。
「準拠集団」は個人が規範や価値判断の基準にする集団のことを指します。
「アーティファクト」は研究上の人工的誤差のことを指します。
「フォーカス・グループ」は質的研究の集団面接法のことを指します。
「心理学研究法・統計法」の分野で、縦断研究に関する基本用語の問題です。公認心理師試験では毎年出題される重要領域です
この7語は必ずセットで押さえておきましょう。試験では「縦断研究の欠点として脱落バイアスや練習効果がある」という形でも出題されます。
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02
この問題の正答は「コホート」です。
コホートとは、同じ特性を持つ集団のことを言います。
例えば、同じ年に生まれた子ども達、同じ震災を小学生で体験した人達などです。
このような集団について、長期的に研究していくことを、縦断的研究(コホート研究)と呼びます。成長や変化、過程などを研究したい時に有効です。
では、他の選択肢も見てみましょう。
内集団とは、自分が所属していると感じている、認識している集団のことです。
例えば、自分が在学している〇〇高校、所属しているチーム、△△市の出身者などです。
自分達の集団が優れていると感じやすい、好意を持ちやすいという特徴があります。
内集団への思いが強いと、別の集団を否定的に見てしまう、距離を取ろうとしてしまうなどの傾向もあります。
準拠集団とは、自分の基準にしたいと感じる集団です。
自分の価値観や行動を、その集団を基準として考えようとします。
自分がその集団に属しているとは限りません。
例えば、〇〇大学に憧れているとすれば、〇〇大学の学生集団を準拠集団と捉えます。
これは、必ずしも憧れや目標のような肯定的な捉えとは限りません。
集団に対して「こうはなりたくない」のような否定的な捉え方をする場合もあります。
アーティファクトとは、心理学の研究で言うと、実験本来の結果でなく、実験の方法や状況によって生じてしまった結果の事を言います。
例えば、質問紙調査を行ったが、本心ではなく「こうありたい。こう見られたい」という思いで回答されてしまった、実験者の気持ちや期待に参加者が合わせるような反応をしてしまった、などの場合には、実験本来の結果とは考えにくくなります。
アーティファクトを避けるためには、方法を統制する、参加者を無作為に選ぶ、先入観や期待を含まずに評価するなどの工夫が必要です。
フォーカス・グループとは、研究したいテーマについて、該当する人数名から同時に話を聞く方法です。個人の意見だけでなく、集団の相互作用から意見を集めることができます。
例えば、新社会人のストレスを検討するために、同時期に社会人になった人、数名を集めて、同時にインタビューをするなどです。
集団に対して尋ねることで、多様な意見が出やすい、参加者が新しい気づきを得ながら発言できる、一度で多くの意見を集めることができるなどの利点があります。
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