公認心理師 過去問
第9回(2026年)
問20 (基礎心理学 問20)

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問題

公認心理師試験 第9回(2026年) 問20(基礎心理学 問20) (訂正依頼・報告はこちら)

M.Csikszentmihalyiが提唱した、内発的動機づけが頂点に達し、活動に没頭することで生じる最適状態の体験を表す概念として、正しいものを1つ選べ。
  • フロー
  • レジリエンス
  • ウェルビーイング
  • エンゲイジメント
  • マインドフルネス

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この過去問の解説 (1件)

01

正答:フロー
  Mihaly Csikszentmihalyi(チクセントミハイ)が提唱したフロー(flow)とは、内発的動機づけが頂点に達し、活動に完全に没入することで時間感覚や自意識が消え、最適な体験(optimal experience)が生じる状態です。フローは「課題の難易度」と「個人のスキル」が高いレベルで均衡したときに生じやすく、ポジティブ心理学の重要概念のひとつです。
 

選択肢2. レジリエンス

「レジリエンス」は逆境からの回復力のことを言います。

選択肢3. ウェルビーイング

「ウェルビーイング」は主観的幸福感・健康全般の包括概念を指します。

選択肢4. エンゲイジメント

「エンゲイジメント」は仕事や活動への活力・没頭・献身(Schaufeli)を指します。

フローと混同しやすいエンゲイジメントは「持続的な活動への関与」であり、「ピーク体験・没入」を特徴とするフローとは区別してください。

選択肢5. マインドフルネス

「マインドフルネス」は現在の瞬間への意図的な注意と受容の態度です。呼吸に注意を向け、様々な雑念を通り過ぎるように対応することです。

まとめ

 内発的動機づけに関連する問題として

デシ(Deci)とライアン(Ryan)の自己決定理論(SDT)

コンピテンスへの欲求と内発的動機づけの関係

アンダーマイニング効果(過剰な外的報酬が内発的動機を低下させる現象)

 

 関連する心理学的概念として

外発的動機づけとの比較・違い

自律性・有能感・関係性の3つの基本的心理欲求

フロー体験(チクセントミハイ)との関連

達成動機(マクレランド、アトキンソン)

が出題され、アンダーマイニング効果は頻出で、具体的な実験(Lepper et al.のサインペン実験など)と絡めて出ることがあります

外発的動機づけの「内面化」のプロセス(自己決定理論の連続体)も重要です

単なる定義だけでなく、支援場面への応用を問う問題も増えていますので、しっかり過去問等で理解しておきましょう。

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