公認心理師 過去問
第9回(2026年)
問23 (支援実務 問1)
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問題
公認心理師試験 第9回(2026年) 問23(支援実務 問1) (訂正依頼・報告はこちら)
- フレイル
- アカラシア
- カヘキシア
- ミオパチー
- カタレプシー
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この過去問の解説 (2件)
01
正解:カへキシア
解説
カヘキシア(悪液質)は、がんや慢性心不全・慢性腎不全などの重篤な疾患に伴う複合的代謝症候群です。単純な栄養不良とは異なり、炎症性サイトカインを介した代謝異常が骨格筋の異化亢進をもたらすため、栄養補給のみでは改善が困難であることが特徴とされています。非意図的な体重減少(6か月で5%以上など)が定義上の主要要件であり、公認心理師は終末期・慢性疾患患者に関わる際にこの概念の理解が求められます。
加齢に伴う身体的・精神的・社会的な脆弱性の状態を指し、介入によって改善可能(可逆性)である点でカヘキシアと区別されます。
食道下部括約筋の弛緩不全による嚥下障害であり、神経筋疾患の一種です。代謝異常とは無関係な局所的疾患です。
筋肉自体の病変による筋力低下・萎縮を指す疾患群の総称であり、カヘキシアのような全身的代謝症候群とは概念的に区別されます。
外から与えられた姿勢を保持し続ける症状であり、統合失調症の緊張病症状として知られる精神症状です。身体代謝とは無関係です。
悪液質のように、重篤な身体疾患に伴う病態・症候群の用語を問う問題は、公認心理師試験で繰り返し出題されています。
●悪液質・サルコペニア・フレイルは三点セットで整理するのが効果的です。
悪液質 → 疾患(がん等)が原因、代謝異常が本質
サルコペニア → 加齢が主因、筋肉量・筋力の低下
フレイル → 身体・認知・社会的な多面的虚弱
医学用語を「定義」「原因」「対象疾患」の3軸で覚えると、選択肢で迷いにくくなります。
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02
この問題の正答は「カヘキシア」です。
がん、慢性心不全、慢性閉塞性肺疾患、慢性腎臓病、肝硬変などの疾患に見られる症状です。特に、進行性のがん患者には多くみられます。
慢性疾患による代謝異常や炎症により、体重減少、食欲不振、骨格筋量の減少、強い疲労感などの症状が起こり、全身が衰弱していくような状態を言います。
では、他の選択肢についても、どのような病気や状態の場合に起こるのか、具体的な症状は何かを見ていきましょう。
フレイルは、病気ではなく、加齢に伴う心身の機能低下による虚弱という状態です。65才以上の高齢者に多く見られます。
具体的な症状としては、体重の減少、筋力の低下、疲れやすくなる、身体活動が減ったり遅くなったりする、などがあげられます。
進行すると転倒や認知機能の低下などにつながる可能性があるため、早期に食生活や運動習慣、人との交流などの改善を行うことが大切です。
アカラシアは、年齢を問わずに起こるもので、食道と胃をつなぐ部分が上手く動かず、飲食物が胃へ流れにくくなっている状態を言います。
嚥下の困難、食べた物の逆流、胸の痛み、咳込み、体重減少などの症状が起こります。症状の程度によっては、手術などの治療が行われる場合もあります。
ミオパチーとは、筋肉に異常が起きる病気のことを言います。それにより、筋力の低下、疲れやすさ、筋肉の痛み、筋肉の萎縮、嚥下の困難などの症状が生じます。原因(炎症性、薬剤性、内分泌性、遺伝性など)がさまざまであり、原因に合わせた治療が行われます。
カタレプシーは、統合失調症、気分障害、パーキンソン病、脳の疾患などの患者に見られます。
体を同じ姿勢のまま(動かされた状態のまま)保ち続ける、自分で動かそうとしなくなる、反応が乏しくなるなどの様子を言います。原因によって治療法は異なりますが、薬物療法が用いられる場合もあります。
精神疾患や薬の副作用などが要因となり、運動機能に症状が出る場合があります。公認心理師試験においてよく出題されていますので、具体的な症状、その要因、対応や治療について学んでおきましょう。
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