公認心理師 過去問
第9回(2026年)
問25 (支援実務 問3)
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問題
公認心理師試験 第9回(2026年) 問25(支援実務 問3) (訂正依頼・報告はこちら)
- 国際障害分類
- 国際生活機能分類
- 障害の医学モデル
- 障害の社会モデル
- リカバリーモデル
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この過去問の解説 (2件)
01
正答:国際障害分類(ICIDH)
(解説)
1980年に世界保健機関が発表した「国際障害分類(ICIDH:International Classification of Impairments, Disabilities and Handicaps)」は、障害を「機能障害(Impairment)」「能力障害(Disability)」「社会的不利(Handicap)」の3次元で捉える枠組みです。疾患・変調から機能障害、能力障害、社会的不利へと至る一方向的な連鎖モデルが特徴でした。その後、社会的文脈を重視する批判を受け、2001年に「国際生活機能分類(ICF)」へと改訂されています。
2001年にICIDHを改訂して発表されたものであり、「生活機能」と「背景因子」を統合した双方向的なモデルです。1980年提唱ではありません。
障害を個人の病理・機能不全として捉えるアプローチであり、特定の分類体系の名称ではありません。
障害を社会のバリアによって生み出されるものと捉えるアプローチであり、1980年のWHO提唱の分類枠組みとは異なります。
精神障害者が自分らしい生活を取り戻すプロセスを重視する概念であり、障害の分類体系ではありません。
「障害の分類モデル」は公認心理師試験で頻出中の頻出テーマです。特に以下の2つの対比が繰り返し出題されます。
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02
この問題の正答は「国際障害分類」です。
1980年にWHOが提唱し、「ICIDH」とも呼ばれます。障害を次のように捉えています。
「機能障害」…体や心の機能の問題
「能力障害」…機能障害のために、日常生活に困難がある
「社会的不利」…能力障害のために、社会生活で不利益がある
つまり、「機能障害→能力障害→社会的不利」と、障害の問題を一方向に考えているということです。
2001年にWHOは、国際生活機能分類(ICF)を公表しました。
これは、障害を心身の状態や生じている問題だけでなく、より広くとらえる考え方です。
「健康状態」…病気や怪我
「心身機能、身体構造」…身体、脳、心の機能
「活動」…食事や入浴など、日常生活の動作
「参加」…仕事や地域との交流など、社会的な活動
「環境因子」…建物の構造、道具、人の支援など、外の環境
「個人因子」…その人の年齢、性格、考え方
この6つが相互に影響しあうと考えて状態を理解します。できない事ばかりでなく、できる事など前向きな面もとらえながら、支援を検討するものです。
現在は、ICFの考え方で支援にあたることが一般的と考えられます。
では、他の選択肢も見てみましょう。
「障害の医学モデル」とは、障害を心身機能の障害や病気に原因があると考えるものです。病気の治療やリハビリなどによって、改善や適応を目指します。
「障害の社会モデル」とは、障害を社会の仕組みによって生み出されていると考えるものです。環境を整えることで状況の改善を目指します。
「障害の医学モデル」と「障害の社会モデル」では、同じ状態の患者であっても、アプローチが異なります。
例:足に怪我があり、階段を昇ることが難しい患者の場合
医学モデルでは、リハビリを行い、昇れるように改善を目指す。
社会モデルでは、スロープやエレベーターなど、環境を整えることで問題を減らす。
「リカバリーモデル」とは、病気や障害があっても、その人が主体的に自分らしく生きることを目指す考え方です。本人の意向を大切にしながら、強みを活かす、地域社会との交流を持つなどの支援を行っていきます。
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