公認心理師 過去問
第9回(2026年)
問27 (支援実務 問5)
問題文
付箋
付箋は自分だけが見れます(非公開です)。
このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。
問題
公認心理師試験 第9回(2026年) 問27(支援実務 問5) (訂正依頼・報告はこちら)
- 内的――安定的―――全体的
- 内的――不安定的――全体的
- 外的――安定的―――全体的
- 外的――安定的―――特定的
- 外的――不安定的――特定的
正解!素晴らしいです
残念...
画像拡大
この過去問の解説 (2件)
01
正答:内的・安定的・全体的
(解説)
リン・エイブラムソンらによる改訂学習性無力感理論(1978)では、失敗体験の原因帰属を「内的 vs 外的」「安定的 vs 不安定的」「全体的 vs 特定的」の3次元で分析します。
無力感、特に抑うつが最も強まるのは、失敗を「自分のせいで(内的)、いつもそうで(安定的)、何をやってもだめだ(全体的)」と捉えるパターンです。この帰属スタイルは、アーロン・ベックの認知モデルとも関連し、認知行動療法のアセスメントにおいても重要な概念として位置づけられています。
「不安定的」は「たまたまそうだった」という意味を含むため、持続的な無力感には結びつきにくいとされています。
「外的」(他者や状況のせい)であれば、自己評価の低下が生じにくく、抑うつ的無力感への直結度は低くなります。
外的かつ特定的であれば、影響範囲が限定されるため、無力感は比較的小さくなります。
最も無力感が生じにくい帰属スタイルであり、「その場限りの外部事情」と捉えるため、比較的適応的です。
この概念は基礎心理学(学習・臨床心理学の接点) に位置し、公認心理師試験ではほぼ毎年出題されるコア知識の一つです。
3次元を表として暗記するだけでなく、具体的な言語例と結びつける
「なぜ全体的が最も重要か」——般化(generalization)により他領域にも無力感が波及するため
PetersonらのASQ(帰属スタイル質問紙)とセットで覚えると応用問題に強くなります。
参考になった数5
この解説の修正を提案する
02
改訂学習性無力感理論とは、否定的な出来事について、個人がどのように捉えるかを次の3つの次元で考えるものです。
・所在性(内在性次元)
内的・・・原因は自分自身にあると考える
外的・・・原因は外(環境、他人など)にあると考える
・安定性次元
安定的・・・変わらずにずっと続くことと考える
不安定的・・・一時的なことと考える
・普遍性次元
全体的・・・いつもどのような場面でも同じようなことになると考える
特殊的・・・今回だけの限られたことと考える
3つの次元それぞれどちらの考えに偏りやすいかで捉え方を考えます。
最も無力感が高まりやすい組み合わせは、「内的-安定的ー全体的」であり、この問題での正答となります。
何か失敗があった場合に、「自分に能力がなかったから失敗した。能力がないことはずっと変わらないし、何をやっても同じだ」のように考えやすいと推測されます。
このような見立てができる場合、失敗の捉え方を変えていく、成功体験を増やす、結果でなく努力や過程を認めるなどの支援が必要と考えられます。
参考になった数0
この解説の修正を提案する
前の問題(問26)へ
第9回(2026年) 問題一覧
次の問題(問28)へ