公認心理師 過去問
第9回(2026年)
問34 (支援実務 問12)

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問題

公認心理師試験 第9回(2026年) 問34(支援実務 問12) (訂正依頼・報告はこちら)

覚醒時の脳波に類似した低振幅速波が脳波上で優勢となり、夢をみることが多い睡眠段階として、最も適切なものを1つ選べ。
  • レム睡眠
  • ノンレム睡眠(第Ⅰ期)
  • ノンレム睡眠(第Ⅱ期)
  • ノンレム睡眠(第Ⅲ期)
  • ノンレム睡眠(第Ⅳ期)

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この過去問の解説 (3件)

01

正解:レム睡眠
解説:
レム睡眠(REM睡眠)は急速眼球運動(Rapid Eye Movement)を伴う睡眠段階であり、脳波は覚醒時に類似した低振幅速波(β波など)が優勢となります。夢の多くはレム睡眠中に生じ、筋肉は弛緩(筋緊張低下)しています。睡眠周期の中で約90分ごとに出現し、後半の睡眠ほどレム期が長くなる特徴があります。ノンレム睡眠(特に第Ⅲ・Ⅳ期)は徐波睡眠と呼ばれ、高振幅徐波(δ波)が出現します。
 

選択肢2. ノンレム睡眠(第Ⅰ期)

入眠期、α波消失・θ波が出現します。

選択肢3. ノンレム睡眠(第Ⅱ期)

睡眠紡錘波・K複合が出現します。

選択肢4. ノンレム睡眠(第Ⅲ期)

δ波が一部出現する深睡眠です。

選択肢5. ノンレム睡眠(第Ⅳ期)

δ波優勢の最深睡眠です(近年は第Ⅲ・Ⅳ期を統合してN3と分類されています)。

まとめ

 睡眠の神経生理学は公認心理師試験の最頻出トピックのひとつです。

 「低振幅速波」「夢」「覚醒時類似」という3つのキーワードからレム睡眠を同定する問題となっています。

 ノンレム各段階(Ⅰ〜Ⅳ期)の脳波特徴(θ波・睡眠紡錘波・δ波)の区別も合わせて問われやすいです。

 DSM-5やICSD(米国睡眠医学会の睡眠障害国際分類第3版)での睡眠障害分類(不眠症・ナルコレプシー・レム睡眠行動障害など)と組み合わせた出題も多くなっています。対策として、睡眠段階ごとの脳波・眼球運動・筋緊張・夢の有無を表で整理することが最重要です。

睡眠段階脳波眼球運動筋緊張特徴
— ノンレム睡眠 (NREM) ——————————————————————

N1(ステージ1)

入眠期

α波 消失 θ波 4–7 Hz緩徐・ゆっくりとした転動やや低下ほぼなし
(うとうと感覚)
覚醒→睡眠の移行期。全体の約 5%。容易に覚醒。

N2(ステージ2)

軽睡眠

θ波 睡眠紡錘波
12–14 Hz K複合体
停止低下まれ全体の約 45–55%。記憶の固定に関与。睡眠紡錘波が特徴。

N3(ステージ3)

深睡眠(SWS)

δ波 0.5–4 Hz

高振幅・高同期

停止低下(弛緩)ごくまれ
(断片的・漠然)
全体の約 15–20%。成長ホルモン分泌のピーク。覚醒困難。身体回復に重要。
— レム睡眠 (REM) ————————————————————————

REM睡眠

逆説睡眠

β/θ混合 のこぎり波

低振幅・速波(覚醒類似)

急速眼球運動(REM)

水平・垂直・斜め方向に頻発

ほぼ消失(弛緩)

脊髄が活動抑制(運動麻痺)

鮮明な夢

情動的・物語的・想起しやすい

全体の約 20–25%。感情記憶の統合。後半の睡眠に集中。



 

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02

この問題の正答は「レム睡眠」です。

レム(REM)とは、Rapid Eye Movement(球速眼球運動)の略です。眼球がすばやく動いていて、覚醒時に近い脳波があり、夢を見やすい状態がレム睡眠の特徴です。

 

ノンレム睡眠は、レムが見られない状態の眠りと言えます。

この問題の選択肢では、ノンレム睡眠の状態を、眠りの深さによって、第Ⅰ期(浅い眠り)から第Ⅳ期(深い眠り)までの四段階で示されています。ただし、近年(2007年以降)は、第Ⅲ期と第Ⅳ期をまとめて第Ⅲ期と考え、三段階で示されることがありますので、把握しておきましょう。

 

ノンレム睡眠は、段階によって次のような特徴があります。

第Ⅰ期 Θ波が出現する。眠りは浅く、うとうとしているような状態。

第Ⅱ期 Θ波と睡眠紡錘波、k複合体が見られる。睡眠が安定している状態。

第Ⅲ期 δ波が出現。深い眠りの状態。徐波睡眠とも呼ぶ。

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03

脳波の特徴(低振幅速波・覚醒時に類似)と夢体験の多さという2つの条件から睡眠段階を特定する問題です。

各睡眠段階に対応する脳波パターンの知識が問われています。

(分野:人体の構造と機能及び疾病)

正解は「レム睡眠」です。

選択肢1. レム睡眠

レム睡眠(REM睡眠)は急速眼球運動を伴う睡眠段階で、脳波は覚醒時に類似した低振幅速波が優勢となります。

身体の骨格筋は弛緩しているにもかかわらず脳活動は活発であるため「逆説睡眠」とも呼ばれます。

鮮明で物語性のある夢体験のほとんどはレム睡眠中に生じています。

選択肢2. ノンレム睡眠(第Ⅰ期)

入眠直後の浅い睡眠段階で、覚醒時のアルファ波が消退しθ波が出現します。

低振幅という点で類似しますが、覚醒時に類似した速波が優勢という特徴はなく、夢体験も少ない段階です。

選択肢3. ノンレム睡眠(第Ⅱ期)

睡眠紡錘波とK複合体という特徴的な波形が出現する段階です。

脳波は第Ⅰ期より規則的になり、覚醒時の低振幅速波とは明確に異なります。

選択肢4. ノンレム睡眠(第Ⅲ期)

高振幅・低周波のδ波が出現し始める深睡眠への移行段階です。

脳波は低振幅速波とは正反対の高振幅徐波であり、夢体験も少なく覚醒が困難な段階です。

選択肢5. ノンレム睡眠(第Ⅳ期)

δ波全体の50%以上を占める最も深い睡眠段階です。

脳波は高振幅・低周波で覚醒時とは最も乖離した状態であり、夢遊病・夜驚症が生じやすい段階としても知られています。

まとめ

本問のキーワードは「覚醒時に類似した低振幅速波」と「夢をみることが多い」の2点で、これが揃えばレム睡眠と即座に判断できます。

睡眠段階は深くなるほど脳波が高振幅・低周波(徐波)になるという方向性を軸に整理しておくと効率的です。

レム睡眠は「脳は起きている・身体は眠っている」という逆説的な状態として記憶しておくと、ナルコレプシー・レム睡眠行動障害など関連疾患の問題にも応用できます。

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