公認心理師 過去問
第9回(2026年)
問36 (支援実務 問14)

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問題

公認心理師試験 第9回(2026年) 問36(支援実務 問14) (訂正依頼・報告はこちら)

抗コリン作用を有する薬剤の使用に注意が必要とされ、激しい目や頭の痛みの発作を特徴とする眼疾患として、適切なものを1つ選べ。
  • 角膜炎
  • 結膜炎
  • 飛蚊症
  • 緑内障
  • 網膜剥離

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この過去問の解説 (1件)

01

正解:緑内障
解説:
緑内障(特に閉塞隅角緑内障)は抗コリン作用薬(三環系抗うつ薬・抗精神病薬・抗ヒスタミン薬など)により眼圧が上昇し、急性発作(激しい眼痛・頭痛・視力低下・嘔吐)が誘発される危険があります。抗コリン作用により瞳孔散大が起こり、隅角が閉塞して眼房水の排出が障害されるためです。向精神薬を使用する際には既往歴確認が必須であり、公認心理師も副作用への基本知識が求められます。
 

 

選択肢1. 角膜炎

角膜炎とは、目の角膜(黒目の表面を覆う透明な膜)に炎症が起きた状態で,感染・アレルギーが主因です。

選択肢2. 結膜炎

結膜炎とは、目の結膜(まぶたの裏側と白目の表面を覆う薄い透明な膜)に炎症が起きた状態です。「赤目」とも呼ばれ、非常に一般的な目の病気で,感染・アレルギーが主因です。

選択肢3. 飛蚊症

飛蚊症とは、視野の中に虫や糸くず、点などが浮かんで見える症状で、目を動かすと一緒に動くのが特徴で,硝子体の混濁によるものです。

選択肢5. 網膜剥離

網膜剥離とは、目の内側にある網膜(光を感じる薄い膜)が、その下の組織(網膜色素上皮)から剥がれてしまう状態です。放置すると失明につながる可能性がある、眼科的緊急疾患のひとつで,外傷・近視・加齢が主因です。

まとめ

  薬の禁忌疾患という臨床的に重要な知識を問う問題です。

  抗コリン作用の機序(瞳孔散大→隅角閉塞→眼圧上昇)を理解しているかを問う応用問題となっています。

  向精神薬(三環系抗うつ薬・抗精神病薬)の処方場面で実際に遭遇する禁忌事項です。「激しい眼・頭の痛みの発作」というキーワードで閉塞隅角緑内障を同定する臨床的判断力が試されます。

  対策として、抗コリン作用を持つ主な薬剤と、その禁忌疾患(緑内障・前立腺肥大・重症筋無力症等)をセットで覚えておくことが重要です。

 

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