公認心理師 過去問
第9回(2026年)
問44 (支援実務 問22)

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問題

公認心理師試験 第9回(2026年) 問44(支援実務 問22) (訂正依頼・報告はこちら)

経営環境の変化に適応していくための組織変革に不可欠とされる、変革型リーダーシップの構成要素に該当しないものを1つ選べ。
  • 知的刺激
  • カリスマ性
  • 個別配慮性
  • 士気を鼓舞する動機づけ
  • フォロワーとの資源の交換

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この過去問の解説 (1件)

01

正解:フォロワーとの資源の交換

解説: 変革型リーダーシップ(Transformational Leadership)はBassらが提唱した理論で、①カリスマ性(理想的影響)、②知的刺激、③個別配慮、④鼓舞する動機づけ(インスピレーション)の4要素で構成されます。変革型リーダーは部下の価値観・動機・自己概念に働きかけ、組織変革を推進します。「フォロワーとの資源の交換」は交換型(transactional)リーダーシップの特徴であり、報酬と業績を交換する関係性を指します。変革型と交換型の対比は試験頻出の論点です。

選択肢1. 知的刺激

従来の思考様式に挑戦させ、創造的な問題解決を促す要素です。

選択肢2. カリスマ性

ビジョンの提示と強い影響力による信頼形成であり、中核的要素です。

選択肢3. 個別配慮性

各フォロワーのニーズ・強みに個別に応じる関わりです。

選択肢4. 士気を鼓舞する動機づけ

理想的なビジョンを示し、意欲・士気を高める働きかけです。

まとめ

 産業・組織心理学分野のリーダーシップ理論を問う問題です。変革型と交換型リーダーシップの対比が正答の核心であり、両者の違いを理解していないと「フォロワーとの資源の交換」を誤りと判断できません。

 組織心理学はやや手薄になりやすい分野ですが、近年の公認心理師試験では産業領域の出題が増加傾向にあります。

 代表的なリーダーシップ理論(PM理論・SL理論・変革型・交換型)を比較表で整理しておくことをお勧めします。

 PM理論は三隅二不二(みすみ じゅうじ)が提唱した日本発の理論であること、PM型が最も効果的という点が頻出しています。

 SL理論は成熟度(Maturity)という概念が軸で、M1〜M4に対応するS1〜S4のスタイルの対応関係を問われやすいです。

 変革型と交換型はBassのMLQ(多因子リーダーシップ質問紙)でセットで測定される対概念として出題されることが多いです。

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