公認心理師 過去問
第9回(2026年)
問55 (支援実務 問33)

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問題

公認心理師試験 第9回(2026年) 問55(支援実務 問33) (訂正依頼・報告はこちら)

風景構成法を実施する際、被検査者が行うことを2つ選べ。
  • クレヨン等で彩色する。
  • 人や動物を描き入れる。
  • 画用紙にサインペンで枠を書く。
  • 構成するアイテムを描く順番を決める。
  • 開始時に風景を構成するアイテムを選ぶ。

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この過去問の解説 (3件)

01

風景構成法とは、中井久夫が統合失調症の患者の理解と治療の過程で考案した描画法です。風景構成法ではクライエントに決められた順番でアイテム(具体的には川、山、田、道、家、木、人、花、動物、石の順序)を描かせることで、クライエントの内的世界や心理状態を把握することを目的としています。

選択肢1. クレヨン等で彩色する。

正解です。風景構成法では、描画後にクレヨン等で彩色を行う段階があり、被検査者が行うことに当てはまります。

選択肢2. 人や動物を描き入れる。

正解です。冒頭でも触れたとおり、人や動物はあらかじめ決められた描くアイテムに含まれていますので、被検査者の行うことに当てはまります。

選択肢3. 画用紙にサインペンで枠を書く。

不正解です。枠付けを行うのは検査者です。

選択肢4. 構成するアイテムを描く順番を決める。

不正解です。冒頭で触れたとおりですが、アイテムを描く順番は決まっているため、被検査者が決めることはできません。

選択肢5. 開始時に風景を構成するアイテムを選ぶ。

不正解です。冒頭で触れたとおりですが、描くアイテムは決まっているため、被検査者が選ぶことはできません。

まとめ

風景構成法では、検査をする側(検査者)の行うこととクライエント(被検査者)の行うことをしっかり把握しておくことが重要です。

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02

この問題で覚えておくポイントは以下の通りです。

風景構成法は、中井久夫(精神科医)によって考案された、描画式の心理療法/心理検査です。

A4の紙に検査者が枠を書き、被験者は、検査者が指示した絵(人・風景)を画用紙に描き込んでいきます。指示する絵の順番は決まっているため、検査者も被験者も変更することはできません。鉛筆で下書きしたあと、クレヨンで彩色します。

鉛筆の下書き、クレヨンの彩色とも評価の視点があります。解釈の方法も含め確認をしておきましょう。

選択肢1. クレヨン等で彩色する。

正解です。

選択肢2. 人や動物を描き入れる。

正解です。

参考になった数1

03

中井久夫が考案した風景構成法の実施手続きにおいて、被検査者が行う操作を正確に選ぶ問題です。

検査者と被検査者それぞれの役割・手順の正確な知識が求められています。

(分野:心理状態の観察及び結果の分析)

正解は「クレヨン等で彩色する」と「人や動物を描き入れる」です。

選択肢1. クレヨン等で彩色する。

彩色はカラーによる心理的表現の重要な分析対象であり、被検査者が自由に行います。

選択肢2. 人や動物を描き入れる。

人・動物は描き入れるアイテムのひとつで、川・山・田・道・家・木・人・動物・石という順序で被検査者が描き入れます。

選択肢3. 画用紙にサインペンで枠を書く。

枠の描画は検査者が行う手続きです。被検査者の前で検査者がサインペンで枠を描くことで描画空間を提供するという手順が定められており、被検査者が枠を描くわけではありません。

選択肢4. 構成するアイテムを描く順番を決める。

アイテムの描画順序はあらかじめ決められており、被検査者が順番を決めるわけではありません。

順序が固定されていることで描画プロセスの標準化と比較が可能になっています。

選択肢5. 開始時に風景を構成するアイテムを選ぶ。

使用するアイテムは検査者が教示として提示するものであり、被検査者が開始時にアイテムを選択するという手続きは存在しません。

全てのアイテムを所定の順序で描き入れることが求められます。

まとめ

風景構成法の手続きで特に重要なのは「枠は検査者が描く」「アイテムの順序は固定」「彩色は被検査者が行う」の3点です。

ロールシャッハ法・TAT・バウムテストなど他の投影法との実施手続きの違いも整理しておくと類似問題への対策になります。

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