公認心理師 過去問
第9回(2026年)
問79 (応用心理学 問2)
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問題
公認心理師試験 第9回(2026年) 問79(応用心理学 問2) (訂正依頼・報告はこちら)
- ピアスーパービジョン
- エンカウンター・グループ
- グループスーパービジョン
- SAS〈thesystemsapproachtosupervision〉
- PCAGIP〈person−centeredapproachgroupincidentprocess〉
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この過去問の解説 (3件)
01
●事例提供者が簡単な事例資料を準備する
●心理的に安全な雰囲気の中で行われる
●ファシリテーターと参加者の相互作用を通じて事例を検討する
などは、PCAGIPの特徴です。
不正解です。
ピアスーパービジョンとは、同等の立場にある専門職同士が相互作用を通じて事例検討を行う方法です。
不正解です。
エンカウンター・グループとは、自己理解や相互理解の促進を目指す方法です。事例検討の方法ではありません。
不正解です。
グループスーパービジョンとは、スーパーバイザー(指導者)と複数のスーパーバイジー(参加者)がグループで事例検討を行う方法です。
不正解です。
SASとは、問題をその人個人の問題だけでなく、その周囲の関係性や相互作用の中で理解していくという、システム論の視点からスーパービジョンを行う方法です。
冒頭の解説のとおり、正解です。
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02
この問題で覚えておくポイントは以下の通りです。
事例検討の方法について問われています。
では、問題を見てみましょう。
間違いです。
同じ立場の専門家同士が、対等に互いの実践・感情・思考を安全に振り返り対話することで学びを深める方法です。
間違いです。
他者との対話を通して、自分自身の感情と向き合う方法を行うグループタイプの心理療法を指します。
間違いです。
複数の支援者が一緒に症例の関わり方を振り返り、専門性を深める対話の流れを指します。
間違いです。
関係者やその環境を一つのシステムと捉えて、関係者の相互作用を理解しながらフィードバックを行う心理学的モデルを指します。
正解です。
来談者中心療法で用いられるモデルを集団に活用しています。その出来事が支援者にどんな感情・意味・関係性を生んだかを、 グループで丁寧に扱う心理学的プロセスを指します。
様々な心理技法について、類似している部分も取り出して丁寧に覚えておきましょう。
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03
事例検討の方法論に関する問題で、ファシリテーターと参加者の相互作用を重視した特定の事例検討法の名称を問う問題です。
スーパービジョンや事例検討の各形式の特徴の正確な理解が求められています。
(分野:心理に関する支援)
正解は「PCAGIP(Person-Centered Approach Group Incident Process)」です。
同等の経験・立場にある支援者同士が相互にスーパービジョンを行う形式です。
上下関係のない対等な立場での相互学習が特徴ですが、ファシリテーターによる進行・簡単な資料の準備という本問の定義とは異なります。
ロジャーズが発展させた体験的グループ学習の形式で、参加者が感情・体験を率直に分かち合うことで自己理解・対人理解を深めるグループアプローチです。
スーパーバイザーが複数のスーパーバイジーに対して行うスーパービジョン形式です。
スーパーバイザーという明確な上下関係があり、指導・助言が主体である点でPCAGIPの相互学習・批判なしという特徴とは異なります。
ホーキンスとショヘットが提唱したスーパービジョンのシステム論的アプローチで、セラピストとクライエントの関係・スーパーバイザーとスーパーバイジーの関係を包括的に検討する枠組みです。
村山正治が開発した事例検討法で、パーソンセンタードアプローチ(PCA)の理念に基づいています。
特徴は①事例提供者が簡単な事例資料のみを準備する
②ファシリテーターが心理的安全な雰囲気を保つ
③参加者が質問を通じて事例理解を深める
④事例提供者を批判・評価しない
⑤参加者全員が学び合う双方向的なプロセスという点にあります。
PCАGIPの識別ポイントは「簡単な資料・批判なし・ファシリテーター・参加者全員の学び合い」の4点です。
グループスーパービジョンとの混同が最も起きやすく、
スーパービジョン=上下関係・指導に対し、PCAGIP=対等・相互学習という軸での区別が重要です。
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