公認心理師 過去問
第9回(2026年)
問82 (応用心理学 問5)
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問題
公認心理師試験 第9回(2026年) 問82(応用心理学 問5) (訂正依頼・報告はこちら)
- ひょう窃
- HARKing
- p−hacking
- 結果のねつ造
- 出版バイアス
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この過去問の解説 (3件)
01
本問では、研究における不正行為や研究上の問題となる行為について問われています。
不正解です。
ひょう窃とは、他の研究結果や研究方法などを、適切な引用を行わずに自分の成果として利用する不正行為です。
正解です。
HARKingとは、研究結果が出た後にその結果に合わせた仮説を立て、あたかも研究前に設定していた仮説であるかのように報告する不正行為です。
不正解です。
p-hackingとは、自分の望む結果が得られるように分析方法や有意水準を変更し、統計的に有意な結果を導こうとする行為です。
不正解です。
結果のねつ造とは、実際には得られていないデータや結果を作り出して報告する不正行為です。
不正解です。
出版バイアスとは、有意な結果が得られた研究が出版されやすく、反対に有意な結果が得られなかった研究は出版されにくい現象のことです。
HARKing:結果を見てから仮説を作る
p-hacking:有意な結果が出るよう分析を操作する
であることを整理しておきましょう。
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02
この問題で覚えておくポイントは以下の通りです。
研究における不正の種類について問われています。
では、問題を見てみましょう。
間違いです。
他者の研究を自分のものとして盗作することを指します。
正解です。
結果を見た後に、最初から仮説を持っていたかのように報告することを指します。
間違いです。
良い結果がでるように改ざんすることを指します。
間違いです。
結果そのものを書き換えてしまうことを指します。
間違いです。
出版の傾向です。良い結果の報告が出版されやすい傾向のことを指します。
いずれにせよ、研究データはありのままを報告することが必要です。改ざん、捏造は行ってはいけないことを踏まえて、対応していきましょう。
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03
研究における不適切な実践に関する用語を問う問題です。
研究倫理・オープンサイエンスの観点から問題となる各行為の定義の正確な理解が求められています。
(分野:心理学における研究)
正解は「HARKing」です。
他者の研究成果・文章・アイデアを出典を示さずに自己のものとして使用する行為です。
研究不正のひとつですが「予想外の結果を予測していたように報告する」という本問の定義とは異なります。
Hypothesizing After the Results are Knownの略で、ケアが命名した概念です。
データ収集・分析後に得られた結果を見てから、あたかも事前に予測していたかのように仮説を書き直して報告する行為を指します。
統計的に有意な結果のみを事前仮説として提示するため、再現性の低下・理論の歪曲につながる研究上の不適切な実践とされています。
統計的有意水準(p<.05)を達成するために、分析方法・サンプル・変数を恣意的に操作・選択する行為です。
データ収集後の分析操作という点でHARKingと関連しますが、「仮説を後付けする」ことではなく「有意な結果を作り出す」ための分析操作を指します。
実際には行っていないデータ収集や実験を行ったかのように虚偽のデータを作成・報告する行為です。
統計的に有意な結果・肯定的な結果を持つ研究が優先的に出版され、有意でない結果・否定的な結果が出版されにくい傾向を指します。
個々の研究者の行為ではなく学術出版システム全体の問題であり、メタ分析の信頼性に影響します。
本問の各選択肢はいずれも研究の信頼性・再現性に関わる重要概念です。
HARKing=仮説の後付け
p-hacking=分析の操作
ねつ造=データの偽造
ひょう窃=他者成果の盗用
出版バイアス=システム上の偏り
という5つの概念を定義とセットで整理しておくと類似問題に対応できます。
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