公認心理師 過去問
第9回(2026年)
問83 (応用心理学 問6)

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問題

公認心理師試験 第9回(2026年) 問83(応用心理学 問6) (訂正依頼・報告はこちら)

質問紙において、1つの質問項目の中に2つの質問内容が含まれている状態を表す用語を1つ選べ。
  • 二重課題
  • 二重符号化
  • ダブルバーレル
  • ダブルバインド
  • ダブルブラインド

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この過去問の解説 (3件)

01

本問では、質問紙の作成時における不適切な状態について問われています。

選択肢1. 二重課題

不正解です。

二重課題とは、2つの課題を同時に行うことです。

選択肢2. 二重符号化

不正解です。

二重符号化とは、言語情報とイメージ情報を組み合わせて情報を処理することで記憶の定着を促進するという考え方です。

選択肢3. ダブルバーレル

正解です。

ダブルバーレルとは、「こころの健康と体の健康に満足していますか?」の質問のように、1つの質問項目の中に複数の内容が含まれている状態を指します。

この例では、「こころの健康」と「身体の健康」の2つの質問を同時に尋ねています。そのため、「こころは健康だが身体は健康ではない」場合、回答が難しくなります。

選択肢4. ダブルバインド

不正解です。

ダブルバインドとは、「表情は怒っているが言葉では『何でも相談してください』と話す」というように、矛盾するメッセージを同時に受け取ることで混乱が生じる状態を指します。

 

選択肢5. ダブルブラインド

不正解です。

ダブルブラインドとは、実験者、実験参加者の双方ともが、誰が実験群/統制群に割り当てられているかをわからない状態にすることを指します。

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02

この問題で覚えておくポイントは以下の通りです。

同時に二つの課題が並ぶときの、様々な状態について問われています。

では、問題を見てみましょう。

選択肢1. 二重課題

間違いです。

同時に二つの課題を提示することです。

選択肢2. 二重符号化

間違いです。

言語と視覚などの言語以外のイメージ情報を同時に提示することです。

認知心理学において、この提示方法は記憶が強化されると言われています。

選択肢3. ダブルバーレル

正解です。

1つの質問に対し2つ以上の異なる問いが含まれてしまうと、回答者がどちらを答えたらよいか分からなくなるため避けるべきとされています。

選択肢4. ダブルバインド

間違いです。

矛盾する2つのメッセージが同時に発せられていて、かつどちらに従っても回答者にとり不都合となる状態を指します。

選択肢5. ダブルブラインド

間違いです。

研究時の被験者の選定における条件です。参加者も検査者の双方とも、どの条件で研究に参加しているか分からない状態を指します。研究の質を担保するために必要な操作です。

まとめ

言葉が類似しているため、理論背景も含め、丁寧に整理しておきましょう。

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03

質問紙調査における不適切な質問項目の形式を表す専門用語を問う問題です。

調査法・質問紙作成における基本的な方法論の知識が求められています。

(分野:心理学における研究)

正解は「ダブルバーレル」です。

選択肢1. 二重課題

認知心理学・神経心理学の実験パラダイムで、2つの課題を同時に遂行させることで注意・ワーキングメモリの容量を測定する手法です。

 

選択肢2. 二重符号化

ペイビオ(Paivio)が提唱した記憶の理論で、言語情報と視覚的イメージの両方で情報を符号化することで記憶が促進されるという概念です。

 

選択肢3. ダブルバーレル

1つの質問項目の中に2つ以上の異なる質問内容が含まれている状態を指します。

例えば「この商品は価格が安く品質も良いと思いますか」という質問は

「価格」と「品質」という2つの内容を同時に問うており、

回答者が一方には同意・他方には不同意の場合に適切に回答できません。

質問紙作成上の典型的な欠陥のひとつであり、測定の妥当性を損なうため回避すべき形式とされています。

選択肢4. ダブルバインド

ベイトソンが提唱したコミュニケーション理論の概念で、矛盾する2つのメッセージを同時に受け取ることで身動きが取れなくなる状態を指します。

選択肢5. ダブルブラインド

研究の実験デザインにおける二重盲検法で、研究者・参加者の双方が条件割り当てを知らない状態で実験を行う手法です。

まとめ

本問は「ダブル」を含む用語の意味と使用文脈の正確な区別が鍵です。

質問紙作成上の注意点としては、ダブルバーレルのほかにも誘導質問・キャリーオーバー効果・フロア・シーリング効果もあわせて整理しておくと調査法関連の問題に対応できます。

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