公認心理師 過去問
第9回(2026年)
問85 (応用心理学 問8)

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問題

公認心理師試験 第9回(2026年) 問85(応用心理学 問8) (訂正依頼・報告はこちら)

視覚情報処理に関わる注意の性質として、最も適切なものを1つ選べ。
  • 注意は先回りして移動しない。
  • 注意は外的要因によって引き付けられない。
  • 注意は同時に複数の物体に向けることができる。
  • 注意を一度に向けることができる範囲は変化しない。
  • 注意を向けることは視線を向けることと同一である。

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この過去問の解説 (3件)

01

視覚情報処理における注意は、必要な情報を選択的に処理するための重要な機能です。注意は視線とは独立して移動することができ、また状況に応じて柔軟に配分されます。本問では、そのような注意の基本的な性質について問われています。

選択肢1. 注意は先回りして移動しない。

注意は視線が移動する前に移動することがあります。例えば、視線を向ける前に目的物へ注意を向けることが知られています。そのため、この記述は適切ではありません。

選択肢2. 注意は外的要因によって引き付けられない。

突然の光や大きな音など、目立つ刺激によって注意が引き付けられることがあります。これをボトムアップ型の注意といいます。そのため、この記述は適切ではありません。

選択肢3. 注意は同時に複数の物体に向けることができる。

注意は複数の対象に分配されることがあります。近年の研究では、離れた複数の対象に同時に注意を向けられることが示されています。そのため、この記述が最も適切です。

選択肢4. 注意を一度に向けることができる範囲は変化しない。

注意を向ける範囲は状況によって広げたり狭めたりすることができます。スポットライトモデルやズームレンズモデルなどで説明されています。そのため、この記述は適切ではありません。

選択肢5. 注意を向けることは視線を向けることと同一である。

注意を向けることと視線を向けることは同じではありません。視線を動かさずに別の場所へ注意を向けることも可能です。そのため、この記述は適切ではありません。

まとめ

視覚的注意は柔軟な働きを持ち、視線とは独立して移動したり、複数の対象に分配されたりすることがあります。本問では、注意は同時に複数の物体に向けることができるという記述が最も適切です。

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02

本問では、視覚情報処理における注意の性質について問われています。

注意とは、多くの情報の中から必要な情報を選択し、情報処理を最適化する認知機能です。

注意の代表的な機能として、

選択的注意:必要な情報を選択する

持続的注意:注意を持続させる

分配的注意:複数の対象に注意を向ける

転換的注意:注意を別の対象へ移す

のなどがあります。

 

本問において、「注意は同時に複数の物体に向けることができる。」という選択肢が、分配的注意の特徴を示したものであり、正解となります。

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03

この問題で覚えておくポイントは以下の通りです。

視覚的注意の性質について問われています。

では、問題を見てみましょう。

選択肢1. 注意は先回りして移動しない。

間違いです。

予測して注意を向けることができます。

選択肢2. 注意は外的要因によって引き付けられない。

間違いです。

外的要因により注意は引きつけられます。

選択肢3. 注意は同時に複数の物体に向けることができる。

正解です。

いわゆる分配性注意です。

選択肢4. 注意を一度に向けることができる範囲は変化しない。

間違いです。

注意の範囲は意思で変化できます。

選択肢5. 注意を向けることは視線を向けることと同一である。

間違いです。

視線を向けなくとも注意を向けることは可能です。

まとめ

注意という概念の分類は研究者により異なりますが、大まかな傾向は同じです。内容を丁寧におさらいしておきましょう。

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