公認心理師 過去問
第9回(2026年)
問86 (応用心理学 問9)

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問題

公認心理師試験 第9回(2026年) 問86(応用心理学 問9) (訂正依頼・報告はこちら)

H.P.Griceの会話の協調の原理〈cooperativeprinciple〉に関係が深いアプローチとして、最も適切なものを1つ選べ。
  • 意味論
  • 音韻論
  • 形態論
  • 語用論
  • 統語論

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この過去問の解説 (2件)

01

H.P.Griceの会話の協調の原理とは、会話を円滑に進めるために、話し手と聞き手はお互い協力しながらコミュニケーションを行うという考え方です。

この原理では、

量の公準:必要な情報を過不足なく伝える

質の公準:事実を伝える

関係の公準:話題に関連した内容を話す

様態の公準:わかりやすく伝える

という円滑の会話のための前提となるルールが示されています。

 

これらは、会話の文脈の中で、どのように言葉が用いられているかに関する考え方であり、語用論で扱う内容に該当するため、語用論が正解となります。

 

まとめ

参考ですが、各選択肢の説明は以下のとおりです。

●音韻論:音声や音韻体系を扱う研究

●形態論:語の構造を扱う研究

●統語論:文法や文の構造を扱う研究

●意味論:語や文の意味を扱う研究

●語用論:文脈や話し手の意図を踏まえた言語使用を扱う研究

 

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02

H.P.Griceの会話の協調の原理〈cooperativeprinciple〉には、協調して会話を進めるための暗黙のルール」、 4つの公準(maxims)があります。この理論の背景となるアプローチについて問われています。

では、問題を見てみましょう。

 

選択肢1. 意味論

間違いです。

含意や文脈は扱わず、文の字義的な意味を扱います。

選択肢2. 音韻論

間違いです。

音の体系の理論であり、会話に関しては無関係です。

選択肢3. 形態論

間違いです。

文脈的意味はほとんど関係なく、語の内部構造に関することです。

選択肢4. 語用論

正解です。

ことばが“文そのものの意味”ではなく、“文脈・状況・話し手の意図”によってどのように理解されるかを扱います。

選択肢5. 統語論

間違いです。

文の構造や語順に関しての理論です。

まとめ

言語領域の様々な理論について、整理しておきましょう。

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