公認心理師 過去問
第9回(2026年)
問96 (応用心理学 問19)

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問題

公認心理師試験 第9回(2026年) 問96(応用心理学 問19) (訂正依頼・報告はこちら)

緊急事態や危機的体験の直後に提供され、支持的かつ非侵襲的に行われる心理社会的支援法として、最も適切なものを1つ選べ。
  • 持続エクスポージャー法
  • 心理的デブリーフィング
  • トラウマ・インフォームド・ケア
  • サイコロジカル・ファーストエイド
  • ソーシャル・エモーショナル・ラーニング

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この過去問の解説 (2件)

01

本問では、災害や事故などの緊急事態の直後に行われる心理社会的支援について問われています。

選択肢1. 持続エクスポージャー法

不正解です。

持続エクスポージャー法とは、主にPTSDの治療で用いられ、トラウマ記憶や関連する状況に段階的に直面することで、症状の軽減を図る心理療法です。

選択肢2. 心理的デブリーフィング

不正解です。

心理的デブリーフィングとは、トラウマ体験の直後にその体験や感情を語ることでPTSDの症状の予防を目的とした支援法です。しかし現在ではその有効性に疑問が示されており、積極的には推奨されない方法です。

選択肢3. トラウマ・インフォームド・ケア

不正解です。

トラウマ・インフォームド・ケアとは、対象者の問題行動や症状の背景にトラウマの影響があるかもしれないと留意しながら支援する考え方です。

選択肢4. サイコロジカル・ファーストエイド

正解です。

サイコロジカル・ファーストエイドとは、災害や事故などの危機的状況の直後に行われる心理社会的支援法です。

安全の確保や基本的ニーズへの対応、情報提供、社会的支援とのつながりを重視し、支持的かつ非侵襲的に支援を行います。

選択肢5. ソーシャル・エモーショナル・ラーニング

不正解です。

ソーシャル・エモーショナル・ラーニングとは、感情コントロールや円滑な対人コミュニケーションなど社会情動的的な能力を育てる教育的なアプローチです。

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02

この問題で覚えておくポイントは以下の通りです。

災害時など人生を揺るがすほどの大きな危機的体験の際に行われる心理社会的支援法について問われています。

では、問題を見てみましょう。

選択肢1. 持続エクスポージャー法

間違いです。

PTSDの治療として用いられます。トラウマや恐怖刺激と安全な環境下で向き合うことで、恐怖反応を減弱化していく心理療法です。

 

選択肢2. 心理的デブリーフィング

間違いです。

災害・事故・事件などの強いストレス事象の直後に行われる集団での話し合いの場を通じた心理療法です。

感情整理のために行うとされていますが、現在は心理的負担が大きいとの理由から積極的には行いません。

選択肢3. トラウマ・インフォームド・ケア

間違いです。

その人の発言、行動の背景にトラウマの影響があるかもしれない、という前提で、対応する支援システムです。安全や信頼などを大切に扱っています。

 

選択肢4. サイコロジカル・ファーストエイド

正解です。

 災害・事故・事件などの直後に、 「安全・安心・つながり」を回復するために行われます。場の保証であり、強制的に語ることはさせません。

選択肢5. ソーシャル・エモーショナル・ラーニング

間違いです。

教育的アプローチの一つです。自分の感情を理解し、よりよく生きる力を育てます。

 

まとめ

支援方法も一律ではなく、背景となる理論があります。支援方法と理論を合わせて覚えておきましょう。

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