公認心理師 過去問
第9回(2026年)
問103 (応用心理学 問26)

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問題

公認心理師試験 第9回(2026年) 問103(応用心理学 問26) (訂正依頼・報告はこちら)

入所型の児童福祉施設などにおいて、心理職が日常的な関わりを活かしながら、子どもの情緒や行動に即時的に対応したり、信頼関係を構築したりする心理的支援のアプローチとして、最も適切なものを1つ選べ。
  • 生活場面面接
  • 総合環境療法
  • ライフレビュー
  • ヘルスプロモーション
  • ファミリーソーシャルワーク

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この過去問の解説 (2件)

01

児童福祉施設等における心理職の専門的な関わり方と、その具体的な支援技法を問う問題です。

正解は「生活場面面接」です。

 (分野:福祉に関する心理学)

選択肢1. 生活場面面接

プレイルーム等の設定された場ではなく、食事や遊びといった日常の生活場面で生じる子どもの反応に対し、即時的に行う心理的支援のことを指します。

選択肢2. 総合環境療法

施設全体を治療的な環境として整え、多職種連携や集団の力を活用して子どもの成長を促す包括的なアプローチを指します。

選択肢3. ライフレビュー

主に高齢者支援で用いられ、過去の人生を回想し再構成することで、現在の自己肯定感を高める手法です。

選択肢4. ヘルスプロモーション

人々が自らの健康をコントロールし改善できるようにするプロセスを指し、公衆衛生的な概念です。

選択肢5. ファミリーソーシャルワーク

子どもの家庭環境に働きかけ、家族関係の調整や保護者の支援を行うソーシャルワークの側面が強い活動です。

まとめ

設定された「面接室」での面接と、施設特有の「生活場面」での支援の違いを整理しましょう。ここで挙げられた語句は特に、児童福祉分野で心理職に求められる柔軟な対応力を示す重要な用語です。

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02

アプローチに関する問題です。ここでは、ソーシャルワーカー領域と心理職領域を含めて理解することが重要となります。

選択肢1. 生活場面面接

生活場面面接の最も大きな特徴は、個室における対面面接ではなく日常生活の中で行われる面接手法であるということです。

これは、利用者が自身のニーズを言語化できなくとも、支援者が生活の場に身を置くことにより、具体的に生活上の困り感を把握するテクニックと言えます。

 

選択肢2. 総合環境療法

こちらも児童心理施設で使用される手法であることは共通しております。しかし、この療法は施設内で行われるすべてのプログラム、コミュニティー活動、その他を包括的に「治療」として捉える考え方となります。そのため、今回は不適切回答です。

選択肢3. ライフレビュー

こちらは主に、自己理解や内省を目的としたアプローチとなります。具体的には、自らの人生経験を振り返り、感情や行動を深く洞察するセルフビュー的療法となりますので非該当となります。

選択肢4. ヘルスプロモーション

こちらは、自身の健康を主体的に見つめなおして改善することや、より健康的かつ理想的な選択を行うことで健康増進を図るプロセスを指します。

選択肢5. ファミリーソーシャルワーク

こちらは、児童本人のみならず家族構成全員を対象にしたソーシャルワークの1つです。日常的な関わりを活かしながら、子どもの情緒や行動に即時的に対応するというよりも、家族が抱えている具体的な課題を解決することにより、家族関係を回復すること目的としています。

まとめ

心理的アプローチの実践場は幅広く、場所=アプローチ法と紐づけて記憶することは難しいかもしれません。そのため、柔軟にアプローチの内容を場面にあてはめながら選択していくことが重要です。

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