公認心理師 過去問
第9回(2026年)
問113 (制度実務 問10)

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問題

公認心理師試験 第9回(2026年) 問113(制度実務 問10) (訂正依頼・報告はこちら)

脳波検査において、棘波(スパイク)が出現した場合に考えられる病態として、最も適切なものを1つ選べ。
  • うつ病
  • せん妄
  • 認知症
  • てんかん
  • 統合失調症

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この過去問の解説 (2件)

01

脳波検査の意図や仕組みを理解するうえで、定番となる出題です。

棘波、鋭派はてんかん、徐波は認知症やせん妄状態、のように区別して覚えましょう。

選択肢1. うつ病

脳波棘波から病態を疑うことは通常ありません。

選択肢2. せん妄

徐波化はありえるものの、棘波は見られません。

選択肢3. 認知症

びまん性徐波で見られ、棘波ではありません。

選択肢4. てんかん

棘波=異常興奮している神経活動としててんかんを疑います。

選択肢5. 統合失調症

特異的な棘波所見はありません。

まとめ

周波数分類と異常波形分類でひっかけ問題が多く見られます。

周波数は、β(覚醒)>α(安静)>Θ(傾眠)>δ(熟睡)と並び、速いほど覚醒していることがポイントです。

また、異常波形はHzではなく波形を見ているので「棘波」「徐波」と表現されます。

今回のように、てんかん(異常興奮している神経活動)を見る場合は「棘波」から判別するものとなります。

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02

正しい選択肢は、「てんかん」です。

選択肢1. うつ病

うつ病は、気分の落ち込み、意欲の低下、眠れない、食欲がないなどの症状が中心です。

選択肢2. せん妄

せん妄は、意識がぼんやりしたり、話のつじつまが合わなくなったり、落ち着きがなくなったりする状態です。
高齢者や病気の治療中などに起こることがあります。
脳波に変化が出ることはありますが、棘波が出たときに最も考える病態は、せん妄ではなくてんかんです。

選択肢3. 認知症

認知症は、記憶力や判断力が少しずつ低下し、生活に支障が出る状態です。
脳の働きが低下する病気ですが、棘波が代表的な所見というわけではありません。

選択肢4. てんかん

この選択肢が適切です。
てんかんは、脳の神経細胞が急に強く興奮することで、けいれん、意識がぼんやりする、体の一部が勝手に動くなどの発作を起こす病気です。
脳波検査では、発作に関係する波として棘波(スパイク)や鋭波がみられることがあります。

ただし、棘波があるだけで、必ずすぐにてんかんと決まるわけではありません。症状や発作の様子、検査結果を合わせて判断します。

選択肢5. 統合失調症

統合失調症は、幻聴、妄想、考えのまとまりにくさ、意欲の低下などがみられる精神疾患です。

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