公認心理師 過去問
第9回(2026年)
問117 (制度実務 問14)

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問題

公認心理師試験 第9回(2026年) 問117(制度実務 問14) (訂正依頼・報告はこちら)

質的研究において、複数の方法や対象者を組み合わせて、多角的な視点から対象を立体的に理解することを目指すアプローチとして、最も適切なものを1つ選べ。
  • ディスコース分析
  • 理論的サンプリング
  • フォーカス・グループ
  • オープン・コーディング
  • トライアンギュレーション

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この過去問の解説 (2件)

01

質的研究の各要素を区別した問題です。

選択肢1. ディスコース分析

言語表現や会話、文章などを分析し、その背後にある社会的意味や権力関係を読み解く方法です。

選択肢2. 理論的サンプリング

グラウンデッド・セオリーアプローチで用いられる手法です。

データと分析を繰り返し、必要に応じて追加データを求める反復的なアプローチを指します。

対象選定の方法であり、多面的検証とは異なります。

選択肢3. フォーカス・グループ

複数人で集団面接を行い、参加者同士の相互作用を通して意見を引き出す方法です。

こちらはデータ収集法の1つで、今回の解答とは異なります。

選択肢4. オープン・コーディング

質的データを細かく区切り、概念化してラベリングする分析方法です。

似たものをまとめて分類し、そのグループにタイトルをつける作業を繰り返します。

最終的には「理論的飽和」を目指していく作業のことです。

選択肢5. トライアンギュレーション

複数の研究方法や研究者、理論などを組み合わせ、多角的に検討することで研究の妥当性を高める手法です。

まとめ

質的研究法に関する問題でした。研究アプローチにおいて重要な手法になりますので整理して覚えましょう。

特に今回の「トライアンギュレーションは=多角的・複数組み合わせ」で記憶すべきと言っても過言ではないほどの定番用語となっています。

 

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02

正しい選択肢は、「トライアンギュレーション」です。

選択肢1. ディスコース分析

ディスコース分析は、人の会話や文章、語り方などを分析し、そこにある意味や社会的な背景を読み取る方法です。
たとえば、ある言葉がどのような場面で使われ、どのような考え方を表しているのかを調べます。

選択肢2. 理論的サンプリング

理論的サンプリングは、研究を進めながら、必要に応じて次に調べる対象者や事例を選んでいく方法です。
特に、グラウンデッド・セオリー・アプローチで使われることが多い考え方です。

選択肢3. フォーカス・グループ

フォーカス・グループは、少人数の参加者に集まってもらい、あるテーマについて話し合ってもらう調査方法です。
参加者同士のやり取りから、考え方や感じ方を知ることができます。
ただし、これは一つの調査方法であり、複数の方法や対象者を組み合わせる考え方全体を指すものではありません。

選択肢4. オープン・コーディング

オープン・コーディングは、インタビュー記録などの質的データを細かく読み、意味のある部分に名前をつけて整理する作業です。
たとえば、発言の中から大切な意味を見つけて、短い言葉でラベルをつけます。

選択肢5. トライアンギュレーション

正解です。

トライアンギュレーションは、質的研究で、一つの方法だけに頼らず、複数の視点から対象を理解する方法です。

たとえば、インタビューだけでなく観察も行う、本人だけでなく家族や支援者にも話を聞く、複数の研究者でデータを確認する、というような方法があります。
このように、いろいろな角度から確認することで、研究対象をより深く理解し、見方の偏りを少なくすることができます。

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