公認心理師 過去問
第9回(2026年)
問126 (制度実務 問23)
問題文
認知機能が階段状に低下し、早期から神経学的症状や遂行機能障害を伴うことが多い認知症として、最も適切なものを1つ選べ。
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問題
公認心理師試験 第9回(2026年) 問126(制度実務 問23) (訂正依頼・報告はこちら)
認知機能が階段状に低下し、早期から神経学的症状や遂行機能障害を伴うことが多い認知症として、最も適切なものを1つ選べ。
- 血管性認知症
- 前頭側頭型認知症
- レヴィ小体型認知症
- アルツハイマー型認知症
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この過去問の解説 (2件)
01
認知症の鑑別における症状比較の問題です。
ここでは「段階的に低下」、「早期から神経症状・遂行機能障害」がキーワードです。
血管性認知症は、段階状悪化(脳梗塞などにより段階的)、神経症状の頻発、初期から遂行機能障害(計画性の困難)が特徴的です。
前頭葉の萎縮が関連し、初期は性格変化、脱抑制、常同行動が顕著に見られます。比較的若年層に多く発症し、段階的ではない進行(急速)が特徴です。
脳にレビー正体が蓄積し、神経細胞が破壊されることで認知機能が低下する疾患です。幻視やパーキンソン症状が特徴的で、認知機能の変動(調子のいい時と悪い時のムラが大きい)が見られます。
認知症で最も多い疾患です。
ゆっくりと連続的(なだらか)に低下し、記憶障害(特に短期記憶)が初期に現れることが特徴です。
・「段階的」=血管性
・「なだらか」=アルツハイマー
・「変動」「幻視」「パーキンソン」=レビー
・「人格変化」=前頭側頭型
と、関連付けて押さえましょう。
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02
正しい選択肢は、「血管性認知症」です。
この選択肢が適切です。
血管性認知症は、脳の血管が詰まったり破れたりして、脳の一部が傷つくことで起こります。
特徴として、認知機能の低下が階段状に進むことがあります。
たとえば、ある時点で急に状態が悪くなり、その後しばらく同じ状態が続き、また脳血管の障害が起こるとさらに悪くなる、という進み方です。
また、記憶障害だけでなく、早い時期から手足のまひ、歩行障害、言葉の障害などが出ることがあります。
さらに、物事を段取りよく進める力が落ちる遂行機能障害も目立ちやすいです。
前頭側頭型認知症は、脳の前頭葉や側頭葉が主に障害される認知症です。
初期から、性格の変化、同じ行動のくり返し、社会的に不適切な行動、言葉の障害などが目立つことがあります。
ただし、問題文のような階段状の認知機能低下や、早期から脳血管障害による神経学的症状を伴うことが多い認知症としては、血管性認知症の方が適切です。
レヴィ小体型認知症では、幻視、認知機能の変動、パーキンソン症状などが特徴です。
たとえば、実際にはいない人や動物が見える、日によって頭がはっきりしている時とぼんやりしている時がある、動作が遅くなる、体がこわばる、などがみられます。
アルツハイマー型認知症は、認知症の中でも多くみられるタイプです。
初期には、もの忘れが目立ちやすく、症状は少しずつ進行していくことが多いです。
進行のしかたは、血管性認知症のように階段状というより、ゆるやかに悪くなっていくことが一般的です。
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