公認心理師 過去問
第9回(2026年)
問152 (事例検討 問16)
問題文
18歳の男子A、少年院入所中。Aは、趣味のカード収集のための金銭欲しさから民家に空き巣に入って保護観察となったが、保護観察中にも再犯をし、少年院送致となった。Aは軽度の知的障害があり、少年院では支援教育課程で教育を受けている。Aは、過去に、父母に金銭を無心し物を投げるなど暴れることが頻回にあったため、父母は引き取りを強く拒否している。Aは、自立して生活することは困難な状況である。保護観察所は少年院と協議し、Aについて帰住先の確保や出院後必要な福祉サービスが受けられるよう、調整を行うことにした。
保護観察所が優先的に連携する機関として、最も適切なものを1つ選べ。
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問題
公認心理師試験 第9回(2026年) 問152(事例検討 問16) (訂正依頼・報告はこちら)
18歳の男子A、少年院入所中。Aは、趣味のカード収集のための金銭欲しさから民家に空き巣に入って保護観察となったが、保護観察中にも再犯をし、少年院送致となった。Aは軽度の知的障害があり、少年院では支援教育課程で教育を受けている。Aは、過去に、父母に金銭を無心し物を投げるなど暴れることが頻回にあったため、父母は引き取りを強く拒否している。Aは、自立して生活することは困難な状況である。保護観察所は少年院と協議し、Aについて帰住先の確保や出院後必要な福祉サービスが受けられるよう、調整を行うことにした。
保護観察所が優先的に連携する機関として、最も適切なものを1つ選べ。
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児童発達支援センター
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少年サポートセンター
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精神保健福祉センター
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法務少年支援センター
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地域生活定着支援センター
この過去問の解説 (2件)
01
正しい選択肢は、「地域生活定着支援センター」です。
Aは軽度の知的障害があり、自立した生活が難しい状況です。さらに、父母が引き取りを拒否しており、出院後の帰住先や福祉サービスの利用が必要になっています。
児童発達支援センターは、主に障害のある未就学児などに対して、発達支援を行う施設です。
Aは18歳で少年院に入所しており、出院後の生活の場や福祉サービスの調整が課題です。
少年サポートセンターは、警察などが中心となり、非行少年や被害を受けた少年などへの相談や支援を行う機関です。
非行の防止や立ち直り支援に関係しますが、この事例では、出院後の住まいや福祉サービスの調整が中心です。
精神保健福祉センターは、精神保健や精神障害に関する相談、支援、専門的な助言などを行う機関です。
Aには軽度の知的障害がありますが、問題文では精神疾患への専門的支援が中心とは示されていません。
法務少年支援センターは、少年鑑別所が地域援助として行う相談支援の窓口です。
子どもや若者の非行、問題行動、家庭内の困りごとなどについて、心理面や教育面から助言する役割があります。
ただし、この事例で優先されるのは、出院後にAが生活できる場所を確保し、必要な福祉サービスにつなげることです。
正解です。
地域生活定着支援センターは、高齢や障害などにより、矯正施設などを出た後に自立した生活が難しい人を、福祉サービスや生活の場につなげるための支援を行います。
Aは軽度の知的障害があり、自立生活が難しい状態です。
さらに、父母が引き取りを拒否しているため、帰る場所の確保も必要です。
このような場合、保護観察所は、出院後の生活を整えるために、地域生活定着支援センターと連携することが適切です。
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02
本事例では、少年院に入所している少年が軽度の知的障害を有しており、家族による引受けも困難な状況です。そのため、出院後の住居確保や福祉サービスの利用調整など、地域での生活を支援するための連携先を考える必要があります。
児童発達支援センターは、主に未就学児を対象として発達支援や家族支援を行う機関です。少年院出院後の居住先や福祉サービスの調整を担う機関ではありません。
少年サポートセンターは、少年非行の防止や立ち直り支援などを行う機関です。しかし、本事例で求められている住居確保や福祉サービス利用の調整を中心的に担う機関ではありません。
精神保健福祉センターは、精神保健福祉に関する相談や支援を行う機関です。本事例の中心は知的障害を有する少年の社会復帰支援であり、優先的な連携先とはいえません。
法務少年支援センターは、非行や犯罪に関する相談、心理査定、地域支援などを行う機関です。しかし、出院後の住居確保や福祉サービス利用の調整を主たる役割としているわけではありません。
地域生活定着支援センターは、矯正施設退所予定者のうち、高齢者や障害のある人に対して、福祉サービスの利用調整や帰住先の確保などを支援する機関です。本事例のように知的障害があり、自立した生活が困難で家族の引受けも期待できない場合には、優先的な連携先となります。
地域生活定着支援センターは、矯正施設から退所する高齢者や障害者が地域で生活できるよう、住居の確保や福祉サービス利用の調整を行う機関です。本事例では、知的障害があり家族による引受けも困難であることから、地域生活定着支援センターとの連携が最も適切です。
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